[2020年6月18日]
はい,硬式野球のボールの縫い目の数はいくつでしょう?
えっ?そんなの全く興味ないし?
まあ,一応答を書いておきますと,
米国では216,日本では108です(^^)/
そうか,米国は2倍の縫い目があるのか,と思った人は間違い。
同じ数なのですが,縫い目って/と\で1つと数えるか\だけで1つと数えるかの違いでして・・・
いや,野球興味ないし・・・などと思っている人は,だから学力が低いのです(←断定)
学力って,学校で教科書開いて教えてもらってつくものではないのです。
日常にあふれている様々なモノから学ぶことの方がはるかに多い。
たとえばこの野球のボールの縫い目がどうして108(216)になっているのか調べてみるとか。
すると,今書いたように日米の数え方が違うことに気づき,文化や感性の違いを学ぶことができます。
だいたい,学校で英語や世界史を学ぶ目的はそういうところにもあります。
現実に使われているボール一つとっても,そういう違いを垣間見ることができるのです。
さらに,昨日の問題にはボールの写真を載せておきました。
すると,写真の縫い目を数えて見当をつけることが可能です。
そういう点に思い至るかどうかも学力なのです。
写っている縫い目を数えると,日本式だと50に満たないと思います。
あれっ?表と裏があるとして,こっちから見たのと同じ数が裏から見ても見えるはず?
と考える人は,少し甘い。
一つは,縫い目の場所によって,微妙にこっちとあっちで異なる可能性がありますね。
もう一つは,カメラの位置です。
結構,至近距離から撮影しているので,撮った写真にはボールの半分が写っているわけではないのですよ。
それに気づいて,写真で見える数の2倍より少し多いのではないかと推測できるような人は学力が高いのです。
そういうもんです。
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