[2020年7月9日]
蛍雪時代7月増刊
推薦&総合型入試の特集
総合型入試は昨年までAO入試と言っていたものを改称したもの。
AOは「そんな入試を受けるんか?アホかオマエは?」が語源だとか・・・
本当は,アドミッションオフィスの略で,入試事務局が主催する入試のこと。
説明が必要だろう。
そもそも,大学入試って,大学ごとにやってると思ってます?
違うんですよ。
アレは学部ごとにやってるんです。
学部ごとに問題が違ったり,配点が違ったりするのはそういうことです。
同じ大学でも,学部が異なれば学費も違うし,キャンパスも別だったりします。
ところが,AO入試は学部主導ではなく,大学の事務局主導。
大学にもっとユニークな才能を持った学生を入れたい。
だから,学部の試験問題を解くのではなく,独自の基準をクリアしていたら学力試験なしでも合格させるというのがAO入試。
とはいえ,あまりに学力が低いと大学に入って困るので,成績基準を設けたり共通テストを課す場合もあります。
そういうわけで,一般にAO入試は学力が低くてもオッケー(AHOでもOK)ということに・・・
AOとは違って,昔からある推薦入試というのはどうだろう?
これも,大学側としては,ある程度優秀な学生を早期に確保するという狙いではじまったものだが,昨今は変わってきた。
一般入試で合格させる人数を減らして,推薦入試でたくさん合格させておくのだ。
すると,一般入試は狭き門になるのでいわゆる偏差値が上がる。
そういう大学のランキング操作の道具として利用されているのが現状。
さらに,とち狂った文科省が大学にもっと多様な入試をするようにはたらきかけたものだから,全大学入学者の半数以上が推薦やAOということになっている。
さて,賢明な受験生がこの推薦入試や総合型入試を受けるのだろうか?
文字通り「賢明」であれば受けないと思うが,「無知」で「素直」な高校生はひっかかってしまうだろう。
あるいは,学力が低くてその大学に合格できそうにない「アホ」な受験生はそれこそ飛びつくだろう。
ここでは「賢明」な受験生の考え方のみ書いておく。
「一般入試で合格できる程度の学力もつけずに大学に入れてもらってもなぁ・・・」
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