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尾崎塾
富田教室

[2020年7月11日]

大学入試共通テストの日程について

ただの風邪ウイルスの影響で,来年1月の共通テストが2回行われることになっています。

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それで,各高校で,人数把握のためかアンケートを取っているようです。

あなたは第一日程にしますか,第二日程にしますか?


それはいいのだが,その時に学校の教員が事態を理解できていない場合が多いと思われるので怖い。

結論から言うと,第一日程を受けるしかない。

ところが,第二日程を受けるデメリットをちゃんと説明できない高校教員がおそらく半数以上いるわけで・・・


第二日程を受けるメリットは,第一日程の問題を見ることができるので,新入試の出題傾向を把握できる点。

ただ,試行テストとそんなに大きく変更されるとは考えにくく,だいたい想像がつくはず。

わざわざ第二日程にすることもなさそうだ。


そもそも,2週間遅らせた入試で何の意味があるのか?

ウイルスで学習進度が遅れた受験生向けなの?

夏休みを削ったりして終わらせられるはずなのでは?

実際は,授業日数をそれだけ確保しないといけないのだから,学業が遅れて間に合わない学校なんて発生しないはずでしょう。

なんだか,「配慮しましたアピール」のために,労力とお金をたくさん無駄にしているとしか思えない。

それに,各大学に入試出題範囲に配慮するように通達があったはずだが,まだ大学側からどのようにするかのアナウンスが聞こえてこない。

高校入試で,大阪府は三平方の定理を出題しないとか,東京は関係代名詞を出題しないとか言っているのに,大学は何も言ってないような?

これも,現場からすると,範囲を削る必要は全くなく,ちゃんと全範囲から出題してもらいたい。

入試に対して,どこも主体性がないからこうなるのだ。

バラバラにおかしな配慮をするから,その配慮に不公平性が生じる。

配慮しないことが最も公平な方策だと,なぜ気づかないのだろう?


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