[2020年7月14日]
なんだか,学校ではクラス運営をうまくやらないといけないので,「受験は団体戦だぁ!」という教師が多い。
これ,ホントかな?
ウチの塾はそれとは真逆のやり方。
「受験は個人戦だぁ!!」
そりゃそうでしょ。
誰かと相談して問題を解いたりしないし,誰かの得点との合算で合格したりもしない。
そういうわけで,その意識を徹底するために,ウチの塾では塾生どうしの会話は一切禁止している。
禁止というのは単に注意で済むのではなく,両者ともクビということになる。
友人とつるんで楽しく通う塾ではない。
最近,塾のドアを出てすぐにべらべらしゃべっている塾生は,そのうち破門にするかもしれないので,黙ってすぐに帰ること!
さらに,「授業中に,わからないことがあれば,質問していいんですよね?」と聞く保護者がいるが,これも他の塾と異なる点。
質問してもいいが,しなくてもよい。
いや,むしろ質問しにくい空気を意図的につくっている。
ちょっとわからないことがあったら人に聞くなどというクセがついては困るのだ。
だいたい,与えている教材は,本人が解答解説を読めば理解できるレベルのものにしてある。
質問はほとんどないはず。
わからないことは,自分で調べたり考えたりすれば解決するはずで,試験中には誰にも質問できないのだ。
そういう空気で演習するのが,試験本番に強い精神力を鍛えることにもつながる。
一応,質問対応に講師はウロウロするが,ほとんど質問する生徒がいないのがウチの塾の特徴だ。
孤独に耐え,自分で解決する力をつけるには最良の環境を提供しているので,そのつもりで夏期講習にも臨んでいただきたい。
かなりつらい夏になるが,身に付く力はそのつらさに見合うものになるだろう。
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