[2010年7月21日]
今朝M5.1の地震があった。震源は奈良。
塾での震度は2くらいだった。
震度2くらいなら全く無事だが,進度5くらいになると心配だ。
実は塾のドアは2か所あるのだが,変にゆがむとどちらも開かない可能性がある。するとガラスを割って逃げないといけない。
私はいつも逃げて助かることを考えている。
特に地震はいつ来るかわからない。
日ごろの心掛けが最も大切だ。
茨木市の防災の講座でも話したことだが,私の家庭で妻が実践してくれていることを紹介する。
すべての家庭でとり入れて欲しいと思っている。
2リットルのペットボトルに入った水を買う。
水はお好みで使って下さい。
空になったら,それに水道水を入れて置いておく。
できれば12本かそれ以上用意すると安心。
12本の場合,月曜2本,火曜2本,水曜2本と毎日水を入れ替えていくのだ。日曜はお休みにするとよい。
入れ替える水は洗濯や風呂に使えば無駄にならない。
これで,常時24リットルの水を確保していることになる。
我が家では24本で48リットル確保してもらっている。
地震で困るのは断水だ。食糧はなんとかなる。
給水車も2〜3日経てば来るだろうが,それまでの生活に20〜30リットルあるとかなり生活が楽だ。
注意点:水道局に問い合わせると,水道水は2〜3日経つと殺菌用の塩素がぬけるので飲まないようにとのこと。しかし,これは念のために言っているだけで,きれいなペットボトルに保管してあればたいてい大丈夫だ。それに本当に非常のときしか飲まないのだし。
この水保管システムは,非常時用のリュックとか乾パンを用意して安心している状況とは決定的に異なる優れた点がある。
それは何か。
毎日水を交換するのはたいへん面倒なことである。
めんどうなのはデメリットなのか?
これが最大のメリットなのだ。
要するに,面倒なのでいつも「なぜこの行為をしなくてはならないか考える」から,いつも「地震がくるかもしれない」と心構えができるのだ。
はじめに書いたように,日ごろの防災意識が何よりも大切。
水を入れ替える度に地震の危険性を認識しつつ,しかも非常時に水を確保できるのである。ぜひ各家庭で実践されたい。
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