[2020年8月7日]
京都の私学展の案内パンフをいち早く塾に持ってきてくださったのが京都西山高校です。
以前ブログでも紹介したことがありますが,学力の最上位クラスは十数名という少人数で,全員を丁寧に指導してもらえるようです。
ウチの塾からここに進学した生徒が2名いて,一人は早稲田大学,もう一人は同志社大学に進学しました。
女子高が嫌でなければおススメできる学校です。
ここは全体的には学力がそんなに高くない生徒が行く学校です。
ですが,スポーツコースからも早稲田や同志社に進学しています。
さらに就職や専門学校という進路の生徒も多いです。
これ,実は京都の学校の特徴だと思います。
人間って,勉強ができるのも能力ですが,他にいろいろな能力があります。
大阪の高等学校は私立も公立もほとんど学力で輪切りされた一定層の人ばかり集まってきます。
これって良い面もありますが,偏った人間集団という見方もできますね。
京都の高校は公立も私立も,学力上位の生徒もいればかなり低い生徒もいます。
そして,いろいろと個性を発揮して高校生活を送るのです。
もしも学校が社会性を身に着ける場所であるなら,学力で輪切りするのではなく,いろいろおもろい奴がいる方が良いでしょう。
あとは,いつも書きますが,大阪の学校の先生より京都の方がはるかにやる気のある先生が多いです。
理由は維新の政策で給与を低くされた公立の先生がやる気なくしたのが一つ。
あと,高校無償化で私立の先生も公立と同じことになったからです。
つまり,昔は私立の授業料は高いので,教員は公立の学校よりも良い内容を提供しようと努力していました。
今は,公立と同じくらいの金額を保護者は支払うので,高いから良い内容にという理由がなくなったのです。
そして,安いのでどの私立も生徒が入りやすくなり,頑張らなくても勝手に生徒が入ってきます。
大阪は特に,私立が倒産しないように政治もグルになって教育内容が劣悪でもやっていけます。
ちゃんと努力する私立学校がどんどん減っています。
そういうわけで,京都の学校の方が大阪よりもたいてい良いのです。
ですが,中学校の先生に聞いても京都の学校の名前は出てきません。
自分でちゃんと調べて,中学校の先生の言いなりで私立高校を決めないようにしましょう。
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