[2020年8月27日]
気象の話で言うと,台風がこの40年で激増?しているとのニュースが流れてきた。
これを読んで,どう思いますか?
「東京に接近する台風の数が過去40年間の分析で約1・5倍に増えたとの結果を、気象庁気象研究所が25日発表した。」
と書いてあります。
ご丁寧に?地球温暖化との関係も調べるとのこと。
ちゃんと賢く育った大人ならだまされないですが,多くの頭の悪い国民は何だか地球温暖化のせいで台風が増えて危険なのだと思うでしょうね。
これ,マスゴミは不安を煽る方がお金がもうかるから取り扱い,気象庁はその方が研究費が多くもらえるからだと見抜けませんか?
そもそも,40年という数字を見た瞬間に怪しいですよね。
気象の世界では,平年だと30年で区切り,特別警報だったら50年に一度の区切りです。
40年で区切ったのは,たまたまこの20年が多く,その前の20年が少ないちょうどいいタイミングなのです。
50年にしてしまうと,その10年の間に多く台風が来ているので,都合のよい話にできないというわけ。
統計とか数字にだまされないように,ちゃんと勉強してください。
受験業界でも,合格者などの数字を出して宣伝しているのにだまされないようにしてください。
河合塾がやらかしたものを紹介すると,
そんなに増えていないのに,グーンと伸びているような矢印で表現していますね。
途中,減っているのに,ずーっと増え続けているかのような見せ方です。
こんなのもあります。
遠近法を使うと,近くのものは大きく描いてよいので,あたかも増えているかのように見えますが,実際は減っています。
数字をトータルで見せずに,分割して足し算しないとわからないように巧妙に作っています。
確信犯というやつです。
本当に数字をちゃんと見られるように勉強してくださいね。
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