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尾崎塾
富田教室

[2020年8月29日]

100分の1秒

陸上競技でケンブリッジ飛鳥選手が自己新。

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追い風か向かい風かで0.1秒くらい平気で変わってくるのに,その中で0.01秒を縮めるのは大変だろう。

今までで一番よい走りをしても向かい風なら記録は出ない。

それでも腐らずに努力していたら,好条件の日が来るかも。


ところで,100分の1秒というと,普通の生活をしている人にとっては非常に短い時間というイメージだろう。

ところが,スポーツ選手にとっての100分の1秒は体感的には非常に長い。

たとえば,テニスなら時速200kmのサーブを打つ選手はザラにいる。

その球に追いつくかどうか,ギリギリの戦いをしている。

仮に180km/hとして,秒速にすると50mだ。

じゃあ,100分の1秒だと?

そう,0.5mも動くのです。

錦織くんなどは,そこでたとえば5cm遅れたとかの戦いをしているわけですよ。

野球もサッカーも100分の1秒遅れてミスをすることはとても多いはず。

ハイレベルの人はそういう感覚でやっているのです。


さて,試験の時間の中で,受験生はどのようにアタマを使っているでしょうか?

そろばんが得意で計算が速い人もいるでしょうが,通常は計算だけでなくいろいろなことを瞬時に判断して解いていきます。

ハイレベルの入試問題だと,そういう,いわゆる頭の回転の速さというのも大きな差となってくるでしょうね。

こういうのって,指導者が言ったところでどうなるものでもなく,本人の自覚によるのではないでしょうか。

普段から,試験を想定して,速く正確に判断する練習をする。

入試の当日に自己新記録の頭の回転の速さが記録できるように日々研鑽しましょう。



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