[2020年9月6日]
人気の職業の一つにユーチューバーというのがあります。
人気というのは,自分がそれになりたいという意味でしょうが,何か勘違いしてますね。
小中学生が目指すような職業ではないと思います。
とりあえずは,何でもいいから自分の得意なことをトコトン追求してください。
そして,それをユーチューブで披露するというだけの話です。
何も持っていない人の映像を誰も見てくれませんから。
さて,デーブ大久保のユーチューブで長嶋一茂氏がよいことを言っていました。
少年野球でどう指導するかって話。
まず断っておくのが,少年たちにウソを教えたら,それをずーっと持っていくので「怖い」という考え。
これ,現職の小学校の先生方はちゃんと心得ているのでしょうかね?
意味不明の足し算や掛け算の順序にこだわるなど,正しいモノをダメと言ってるような教師がたくさんいると聞きます。
中高生になると,その教師が頭悪いだけだと気づけたりしますが,小学生指導はホントに怖いですね。
それで,何を指導するかという話。
バッティングに関しては一つだけ。
「苦手だと思うコースを想定して素振りしなさい。」
多くの子たちは,100回素振りしなさいと言うと,真ん中あるいは自分の振りやすい軌道でしか振らないのです。
外角低めを想定してとか,インコースをどうやって打つかなど考えて振らないのです。
振りやすいところを100回,1000回やっても,それでは試合で打てるようにはなりません。
たしかに,なるほどなぁと思った次第。
もちろん,これは勉強にも言えるのでここに書いているわけです。
生徒諸君に何時間勉強しなさいと言ったところで,自分の好きな教科ばかりやる場合があります。
得意教科を伸ばすのは結構なことですが,多くの場合,その得意教科だけで渡っていけないです。
苦手な教科,あるいは苦手な分野をいかにガマンしてやるか。
ウチの塾は本人が自習するのとは違った観点から演習課題を与えますので,まだ良いのです。
たとえば,大手塾だと,本人が(あるいは親が)受講したい講座を取らせたりします。
ひどい場合は,塾側がお金もうけのためだけに取らせたい講座を強く勧めるなどという場合があります。
自分に必要な練習が何か,ちゃんとわかるにはいろいろな経験と知識が必要で,通常は生徒には難しいのです。
小学生が素振りの回数だけをこなすのと同様,多くの中高生の勉強も,将来にあまりつながらない可能性があります。
要は,いかに試合=試験を想定して演習するか。
ユーチューブは,たいていの場合,何かの道を究めたような人が出ていろいろしゃべっています。
意外によいアドバイスが聞けて,参考になったりします。
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