[2020年9月17日]
新内閣で驚いたのが「デジタル大臣」です。
そして,デジタル庁ができるの?
とにかく,日本はデジタル化が進みません。
その根本的な原因を変えない限り,いくら大臣つくったり,庁ができても進まないものは進まないですよ。
進まない理由は,主には既得権益。
それから,マスコミが国民に不安を抱くように報道するから。
これはもう,構造的に無理です。
やるのなら,とりあえずマイナンバーをちゃんと使うところからはじめたらいいのですが,まず無理でしょうね。
住基ネットがうまくいかなかった理由が,そのままマイナンバーでも繰り返され,これから改良のしようもない。
何をやっても,それを請け負う業者が潤って,国民には何も益がないという繰り返しです。
教育関係だけでも,どんどんデジタル化は進められたはず。
普段の授業も,ウチの塾のように電子黒板で行えば,多くの時間の節約と,生徒の理解の向上が期待できます。
ところが,使える教員を育ててないのです。
このコロナさわぎで,多くの大学はzoomなどITを駆使した授業にチャレンジして,かなりの授業をこなしています。
なのに,先日笑ってしまったのは,京都教育大の学生に聞くと,そのような授業が行われていないのです。
アナログばっかり。
国立の教育大の学生が最新のIT教材に触れることがないという,絶望的な状況です。
従来のやり方にこだわる教員がのさばる旧態依然とした学校の体質はあと50年くらい続きそうです。
デジタル庁など作らなくても,進んでいる諸外国は勝手にデジタル化していくのです。
むしろ,そんな庁を作って予算を配分すると,いろんな業者がその予算を食いつぶして,結局デジタル化は広まらないということになります。
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