[2020年10月20日]
まあ,これもやりたいことはわかるのだが,果たして?
学校のハンコレスで業務の効率化?
私も学校勤務が長かったし,たしかに,ハンコ押す時間をトータルしたら何時間になったことやら・・・
だいたい,日直が毎日学級日誌を書くのだが,それを読んだ証としてハンコを押す。
通知簿や調査書なども責任をもって確認したという証としてハンコ。
そういえば,出勤簿というのもハンコだったな。
(だいたい,一か月まとめて押してましたが)
それはよいとして,保護者からの書類のハンコを省略というのは,実はかなりキケンをはらんでいる。
記事にもあるのだが,学校には保護者からの「届」がいろいろある。
食物アレルギーなどは学校に届け出て,ちゃんと保健室で管理してもらう。
欠席したら,その届を提出。
通知表も,親が見た証としてハンコを押してもらう。
これらの届用紙にハンコがなくてもよいとなると,困ったことが起こる。
親に内緒で欠席したことがバレないように,こっそり自分で届を提出できる。
ハンコだと,一応勝手に押すと怒られる度合いがヤバいので,抑止力にはなるのだ。
ただ,それでも勝手にハンコ押す奴もいるが・・・
だから,欠席の連絡も,勤務していた学校では必ず親が学校に電話することになっていた。
ところが,親のフリして電話してくる生徒もいた。
他の生徒で,おそらく朝まで彼女といちゃついていたのだろう。
10代くらいの若ーい,語尾上げ口調のお母さんから「えっとぉ,〇〇ですがぁ,欠席しまーすぅ!」と電話がかかってきたこともある。
基本的に,学校というのは生徒を信用してはいけない場所なのだ。
ハンコに代わる「本当に親かどうかの確認」ができるような,新たな工夫が必要なのである。
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