[2020年10月22日]
部活関連で流れてきたニュース。
部活の引率で,生徒をマイカーに載せた先生が処分されることに。
考えてみればわかることだが,先生が自分の所有の自動車に生徒を乗せて事故したらどうするの?
そういう責任はとれないので,学校や教育委員会的には先生が生徒をマイカーに乗せないようにするのは当然。
一方,部活で練習試合をするときに,交通の便が悪い場合は生徒を自家用車で運んだ方がはるかに効率がいい。
だから,実態としては多くの先生が自分の車に生徒を乗せている。
さて,問題は2つある。
実際上,そのように先生が生徒をマイカーに乗せているのは何十年も前からのことであって,それが放置されていたこと。
今さら処分というのはおかしいのだ。
もう一つ,学校の先生もルール上は違反だとわかっていて行っているという点。
本来は,社会のルールを守るように指導する立場であるはずの教師が,勝手にルールを破っているわけ。
っていうか,学校の教員ほど,自分たちの都合で,勝手にルールを破ったり捻じ曲げたり,あるいは勝手なルールをつくったりする人はいない。
世の中で最もルール違反を平気で行う人たちが学校の先生たち。
というわけで,この件はどっちもどっち。
そして,部活指導してもらっている生徒や保護者も,わかっていながらそれに甘えていたわけ。
教育委員会も学校も教師も,誰も悪気がなかったと思うのだ。
実際上,先生の教育活動のやりやすいように目をつぶってあげていた。
先生もそれが生徒のためだという大義名分で,悪気は全くない。
こいう問題は,学校にいくらでもある。
そして,今回も何らかの改善案が出されるだろうが,おそらく数年すればもとどおり。
だって,悪気がない=罪の意識もない
その繰り返しなのだ。
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