[2020年10月29日]
そろそろ,大学受験生は具体的にどの大学をどの日程で受験するかを決めないといけません。
迷っていることがあれば,塾生は相談に来てください。
さて,とりあえず急ぐのは11月からはじまる学校推薦型入試です。
関関同立や国公立志望でも,1つ合格を確保しておこうと考える受験生がいますね。
もちろん,試験の日が重複している2校は同時に受験できません。
11月21日と22日には近畿大と京産大が試験をします。
こういう場合,どちらかに受験生が集中して,一方は穴場になるということを考える人がいますが,実際はそんなに影響ないです。
龍谷大は翌週11月28日,29日にありますから,多くの受験生が受けることでしょう。
ただ,昨今はこの産近甲龍レベルの推薦入試が難しく,合格通知を思うようにゲットできないものだと心得ておくことです。
すると,もう一つ下位の大学もすべり止めで受けておこうという話になります。
じゃあ,たとえば摂南大学ぐらいはキープしておきましょうか。
それで,11月の18日,19日に摂南大を受けて,合格通知が12月2日に来ます。
(これも落ちたら一般入試でもう少し低いレベルも視野に入れておきましょう)
さて,ここからが問題なのです。
合格通知をもらっても,期日までにお金を入金しないとすべて無効になってしまうのです。
今年の摂南大学の手続き締め切りは12月10日です。
すると,困ったことが起きます。
龍谷大の合格発表がなんと12月11日なのです。
もしも龍谷大も受けていて,龍谷大もうまく合格できたとしましょう。
一般的には,摂南大よりも龍谷大に行きたい受験生が多いと思われます。
どうします?
摂南大の合格をキープするためには12月10日までに入学金と授業料を払わないといけません。
もちろん,手続きしてから辞退してもいいのです。
しかし,その場合は授業料はもどってきますが入学金(25万円)はもどってこないのです。
そして,龍谷大にもまた入学金と授業料を入金することになります。
このように,手続き締め切り日が微妙にからんで,入学金を無駄に払わないといけない受験日程が発生します。
さて,その生徒は,実は関関同立志望だったとして,一般入試でうまく関関同立に合格したとすると?
そう,今度は龍谷大の入学金が無駄になるのです。
龍谷大の入学金は26万円ですから,痛いですねぇ
このように,すべり止めの大学を確実に受けていくと,どんどん入学金が浪費されていきます。
ただ,お金持ちの家の場合,それは仕方のない経費だと考えて,最も納得できる入試日程で併願できます。
また,昨今は1つの大学でも多くの入試方式があります。
1つの方式に何千円かプラスすれば他の方式も受けられるという場合も多いです。
お金があれば,志望大学の多くの入試方式を受けることもできます。
大学入試には運がつきものですから,多く受験できる方が確率は高くなります。
そういうものなのです。
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