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尾崎塾
富田教室

[2020年11月6日]

教員の勤務時間

また意味不明のニュースが飛び込んできた。

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滋賀県で,教員の残業時間を基準以下にするために,残業してないように土日の出勤データを削除する指示をしたとか?

もう,本当に,いいかげんに気づいてもらいたい。

教員の仕事は時間で測ってはいけないのだ。

教員も労働者だから,ちゃんと1日8時間勤務で,週40時間労働だというのはどこから来たのだろう?

そのへんの会社員とは全く次元の違う仕事をしているのだ。

土日も部活指導で勤務するのは当たり前。

いつでもどこでも,学校の先生になったのだから常に先生なのだ。


べつに,ちゃんと勤務時間を測定して,それに見合った給料をたくさん与えるのはかまわない。

問題は,労働時間の上限を決めたから,それ以上多く働かせられないという実態。

これは,結局,時間で給料を払うからそうなる。

普通の教員がはたらいている時間に見合った残業手当を出すと,予算オーバーになるからだ。

それで,勤務していないことにするなど,本末転倒。

やるべき対応は,その予算をちゃんと確保して,働き放題,給料はもらい放題とすることだ。

そうすると,実際は有効な教育活動をしていないのに,学校で時間をつぶして給料をたくさんもらおうというダメ教員が出てくる。

そんなもの,見てたらわかるから,そういう連中はとっとと現場から退場してもらえばよいだけだ。


私が学校勤務していた時代は,タイムカードというものはなく,何時間はたらいたかという概念がなかった。

私立で登校バスの指導をしても,遅くまで部活の指導をしても,給料は1円も増えない。

ざっと時給換算して計算してみたことがあるが,ちゃんと残業代として支給されていたら少なくとも数千万円もらえていた勘定になる。

でも,そういうものなのだ。

昨今のSNSなど見ていると,部活指導も教員の仕事じゃないと言って顧問を断る教員が多発しているとか。

ホンマにそういう輩は絶対に教員になってほしくない。

教員は,24時間いつも教員であるべきであって,勤務時間内だけ教員なのではない。

そして,時間に見合う給料はもらえないが,報酬は児童生徒の明るい未来というのが教員なのだ。













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