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尾崎塾
富田教室

[2020年11月9日]

単位がないと意味がない

日曜日に理科の演習している生徒は,いつもひどいことを言われて帰ることになる。

普段,基本的には「良い子」が多いので,誰かにひどく貶されることなどないかもしれない。

それが,毎回ズケズケといろいろ指摘されるので,少々図太い神経がないとショックかも。

昨日指摘したのは,単位をつけずに解答しても,実はそれは全く意味のない答なので,本来は0点だということ。

せっかく与えられた文字を使って正しい物理法則に従って立式し,計算して答えたのに,0点はないだろう?

いやいや,本当に意味がないので0点だと思いますよ。


たとえば,あなたをアルバイトとして雇うとします。

バイト料はいくらで?

ウチの塾なら2000出しますよ。

と言うと飛びつくだろうか?

よーく契約書を見たら2000円ではなく,2000ウォンだったりして・・・

さらに,1時間あたり2000円と勘違いしていたら,ウチは1コマ90分で2000とか。

時給にするとその3分の2になりますね。

だから,2000円/時と2000ウォン/コマでは,全く違った話になります。

理科で答に単位をつけないというのは,そういうことです。

相手に何も情報が伝わらないのですから,つまり,意味がないということ。

で,それくらいは中学生でも知っているとして,昨日指摘したのは文字式であっても同様のことを考えるべきだということ。

こんな問題をやりました。
img1
問題文に出てくる物理量を表わすhやkの文字に単位が明示されています。

img2

こういう場合は,答えた文字式に単位をちゃんとつけて答えないといけません。

ところが,文字の中に単位が内蔵されている場合もあります。

そういうときはこんな表記になっています。

img3

この場合は,逆に勝手な単位をつけてはいけないのです。

これは物理で解答する場合の基本中の基本なのですが,それを全く理解できていない人が多数だったので,今後そのようなことがないように指導させてもらいました。

こんなこと,学校ではちゃんと指導しないのかな?




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