[2020年11月10日]
来年1月16日,17日が共通テスト第一日程。
そして,第二日程が30日,31日。
これは,毎年本試験があって,それが受けられなかった人のために追試験が行われたのと同じような話。
今までの追試はもちろん,当日にインフルとか葬式とかで参加できなかった生徒のみの受験だった。
ところが,今年は,学校の授業進度の遅れがあれば,申請して受けられるようになった。
とはいえ,実際は,そんな遅くに試験を受けることを望まない受験生が大多数だから,実質上,例年どおりと思えばよい。
だが,しかし,今年は,さらにもう1回受験機会が設定された。
それが特例追試験だ。
第二日程を学校の進度の遅れで選択した受験生が,その日に受験できなかった場合にそなえて,追試をするのだ。
それがなんと,2月の13日と14日。
そんな時期に受けてもなぁ・・・という時期。
15日に点数が出るとして,それを見て国公立大に出願することはできない。
とりあえず,出願しておいて・・・
かなり出願に関して無理がある。
それで,特例追試験の内容がおもしろいことになっている。
よく読めば,この特例追試験は,共通テストの追試なのに従来のセンター試験と全く同じ出題形式なのだ。
英語など,発音アクセントの単独問題があります。
理科は選択問題があります。
そりゃそうだ。
つまり,今までのセンター試験で,何かトラブルが起こった時のために「予備の問題」が用意されていたのだ。
今回,図らずもそれが「有効活用」されることになったというわけ。
共通テストという新しい形式になじまない受験生が,第二日程を受けられないという幸運をつかめば,従来のセンター試験型のテストで,共通テストと同じ扱いをしてもらえる。
ということになっているが,そういう受験生は非常に少ないだろうし,ほとんど話題になっていないマニアックな話題でした。
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