尾崎塾
富田教室

[2021年1月12日]

共通テストの追試について

ほとんどの人には関係ないですが，共通テストには追試があります。

高校や大学で追試というと，本番の定期試験で点数が足りない場合に呼び出されて受けないといけないやつ？

私なども，大学時代に地震学の試験を受けたがチンプンカンプンでわからず。

学科で２名しか選ばれない追試者にみごとに該当した経歴を持っています。

ですが，大学入学共通テストの追試は，当日に他人にうつすような伝染病で医師の診断書がある場合などに，後日の受験機会が与えられるというものです。

今回は，おかしなウイルスさわぎで混乱しているので，特別に医師の診断書がなくても追試対象になります。

危ないと思ったら本試験を受験しないようにとのお達し。



ですが，世の中，お上が思った通りにはいきません。

試験会場は地元の近い大学等でなく，遠方の大学まで行かないとなりません。

さらに，もっと大問題が。

今まで，本試験と追試験では，明らかに追試験の方が問題内容が難しいのです。

そりゃ２週間遅く受けるのだから，余分に勉強できるわけで，その分？難しくないとね。

それは受験生にとっては常識なので，誰も好き好んで追試を受けようとはしないわけです。

それに，国公立大の出願をどこにするのか，追試の日程だと非常に厳しい。

本試の直後のリサーチでいろいろ検討することができません。


さて，今回もそういうわけですから，精神的にも時間的にも負担であり，おまけに難易度がかなり増す追試を誰も受けたくありません。

試験当日の朝，３８度の発熱です。
あなたならどうしますか？

私なら，解熱剤を飲んで，何が何でも受験しますね。

その方が圧倒的にいろいろ楽ちんです。

こんなことを書くと，どこかの大統領がTwitterを止められたみたいにブログに検閲が入って拘束されるかも・・・

よく，それで他人にうつしたらどうするのだ！
それで誰かが死んだらどうするのだ！
と怒る人がいそうです。

いやいや，しかし，３８度の発熱など，普通に誰でもありますし，その怪しいウイルスである可能性は非常に低いのです。
そして，シレっと試験を受けたところで，うつす可能性もほとんどないと思います。

誰かと積極的にマスクなしで大声でしゃべったらうつるかもしれませんが，そんなに伝染力が強いわけではありません。

たしかに，誰かにうつして，それが原因で，誰かが死ぬ確率はゼロではありません。

でも，それを言ったら，今まで風邪ひいた人は，すべてそれをやっていたわけです。

別の例だと，自動車に乗る人に同じことを言ってあげてください。
あなたの運転で誰かを怪我させるかも，いや，それで死亡させるかもしれないよと。

そんなこと知ってますよね。

世の中，確率が非常に低いことをすべてゼロパーセントにはしないのですよ。

じゃあ，世の中の自動車は走らせてはいけません。

包丁を持つと，人間を殺す場合があるので，使ってはいけません。

人を産むと，死産になることがあるので，産んではいけません。

だんだん，話がおかしくなってきました。


とにかく，少々の熱があっても，受験する人がほとんどだろうと思います。

そして，それが原因で試験場クラスターみたいなことにはなりません。

というのが予想です。


試験の問題は予想できません。

何しろ，はじめての共通テストですから。

と言いながら，先日は物理の出題予想をして生徒に言ってしまいました。

さてどうなることでしょうか？







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