[2021年1月14日]
世間では,この話題で持ち切りですね。
桑田が巨人の投手コーチに就任です。
引退して,しばらくは早稲田大学に行ったり,東大の選手を指導したりと,いろいろな方面で勉強もしていたようです。
今回,原監督の要請でコーチをすることに。
どうなるのか,興味津々ですね。
もちろん,桑田といえば,巨人のエースとしての成績を残し,メジャーにも挑戦して,経歴としては申し分ありません。
ただ,コーチとなると,選手時代の経歴だけではダメです。
本人は深く考えずに自然とできたことが,まだ経験の浅い若い選手には全くできないことがあるでしょう。
むしろ,うまくいかない経験をした1軍と2軍の中間くらいの選手だった人の方が名コーチになることも多いのです。
しかし,桑田は選手としても一流でしたが,野球理論もしっかりとしており,それをうまく伝えることができればコーチとしても一流である可能性を感じます。
スポーツのコーチングと勉強を教えるのとは似ています。
バリバリの数学者が中学生に数学を教えるのが上手かというと,なかなか難しい。
私なども大学の理学部に行き,小学校のときから理科が得意だったので,理科が苦手な生徒の気持ちというか,感覚が今でもつかめません。
なんで,こんなに面白いものに興味がないの???
だから,勉強って,意外に本人が苦手だったことの方が,教えるのが上手だったりもするのですよ。
おそらくウチの塾の授業で一番よいのは国語や数学でしょうね。
それらが苦手だった人の気持ちもよくわかるから。
国語なんて,絶対正解と思ってても,いつも×なので,意味不明でした。
ところが,ある発想を教わってから急に正解がわかるようになりました。
数学も,周囲にすごく優秀な人が多かったので,自分は全く頭が数学に向いていないのかと思っていました。
ところが,これも,あることに気付いて,実はそれほど頭が悪かったのではないとわかったのです。
今はそういうことを生徒たちに教えています。
逆に,理科は難しいと思ったことがほとんどありません。
そういう私が教えると,それなりにレベルの高い人にはちょうどいいでしょうが,そもそも理科が嫌いとか苦手な生徒に面白いと感じてもらえることがない気がします。
桑田はいろんなところでこう言っています。
1番得意なのは守備で,2番目はバッティング。
ピッチングは一番苦手だったと。
桑田のコーチング内容には期待が持てそうですね。
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