[2021年1月20日]
あの「今でしょ」の先生が所属する東進ハイスクールですが,みなさんどんな印象をお持ちでしょうか?
衛星教室には東大何名とか,すごい優秀な予備校というイメージでしょうかね。
ところが,ハッキリ言って,全くおススメできないのです。
もちろん有名な実力のある講師の方はたくさんおられます。
でも,河合塾や駿台と比べて決定的に実力が劣っているように思います。
今日も共通テストの結果を生徒と一緒に吟味していたのですが,ウチの塾では主に河合塾のばんざいシステムを利用しています。
駿台でもいいのですが,出願者の人数分布など細かいところを見て指導するのに,河合塾の方が見やすいのです。
どの学校も駿台と河合塾の両方にデータを提出するので,大差ないと思います。
データの解釈はウチの塾で個別に見ています。
それで,東進でも何やら判定を出しているようですが,あれは見ない方がいいと思うのです。
まず,データの量が駿台や河合塾よりも少なくて偏っています。
統計の母集団としては使えない。
それだけでなく,そもそも判定する能力がないと思うのです。
典型的でビックリしたのが共通テストの講評です。
今回,生物が異常に平均点が高く,得点調整も入るかもしれないのです。
そして,駿台も河合塾も速報版で「生物は易化」として,平均点が昨年のセンター試験と比べてかなり高く見込んでいました。
駿台の予想66点
河合塾の予想69点
それで,今日の中間発表では73点くらいです。
易化と予想したものの,さらにずっと易化していたのです。
一方,東進の予想がもう,歴史的な大失態。
な,なんと「難化」と予想していたのです。
受験生がどのように問題を読んで解くのか,全くイメージできていないのです。
まあ,映像授業ですから,生徒と実際に接していないことが原因なのでしょう。
それで,生徒おかまいなしに映像でしゃべっているだけというのが東進の実態だとよく理解できます。
生徒の動向などの予測をする実力のない会社の判定システムって信用できますか?
さて,今日その講評のページを見ると,シレっと「易化」に書き換えてありました。
そういうわけで,東進には全くよいイメージがわかないのです。
ある程度高学力の生徒は,その一方通行の映像授業から読み取るものも多く,役には立つでしょう。
ただ,値段に見合うかどうかは意見の分かれるところ。
お金持ちで高学力の生徒にとってはよいのかもしれません。
言い換えると,普通の高校生にとって何も益がない可能性があります。
以前,ウチの塾に来る前に東進に寄ったら,あれもこれもおススメされて,あっというまに100万円払わされそうだったとか。
年間前払いで180万円払ったが,時間がなくて半分も見られなかったとか。
お金を搾り取る実力はあるようです。
お気をつけください。
にほんブログ村
にほんブログ村