[2021年2月16日]
2月1日に行われた大阪府立高校出願の希望調査
偏差値は合格のめやす(Vもし)
なんと,山田高校が2.00倍です!
これは異常ですね。
まさか,あと一歩で甲子園に行けるかもしれなかったということで,人気が出た?
ここまで急に倍率が上がるのは,要するにニワカファンですから,実際にはもっと倍率が下がります。
今回は偏差値的には上位の槻の木高校が1倍を切っています。
大量にそちらに流れるか,あるいは高槻北あたりを受験する人が多いでしょう。
茨木高校や春日丘高校が大人気なのは例年のことです。
それで,実際にそれだけ受験するかというと,そうではありません。
たとえば,昨年の茨木高校だと,
希望調査2.13倍→実際は1.48倍
昨年の春日丘高校は,
希望調査1.89倍→実際は1.45倍です。
大きく倍率が下がるのです。
その逃げた人たちはどこへ行くのか?
およそ,昨年も千里高校の倍率が増えています。
今年は,千里の国際文化が1倍を切っていますから,ここへ大量に流れると思われます。
みんな考えることは同じです。
同じように動くと,かえって競争が激しいところへ行くというアホなことにもなります。
絶対に府立高校に行きたいのだったら,2ランクくらい下げて受ければ合格しますよ。
しかし,ウチの塾はむしろチャレンジして受ける生徒が多いです。
なので,おそらく府立高校の合格率が最も低い塾かもしれません。
たいていの中学校の指導も塾の指導も安全第一です。
場合によっては合格率を「売り」にしている塾もあるでしょう。
ウチの塾だと,たとえば昨年の府立高校合格率は,
なんと! 56%
なんとか5割はキープしました・・・
というイメージ。
でも大丈夫!
私立高校に行っても,そのままウチの塾でしっかり勉強して,大学進学でむしろ落ちた府立高校に行くより良かったという結果が待っています。
とか言って,大学入試も同じようなものです。
チャレンジする生徒が多いので,それなりに落ちてきます。
ところが,それは全然悪いことではありません。
なぜなら,志望校を上げたからチャレンジなのです。
神戸大ぐらいの志望だったのに阪大を受けて落ちるとか。
近大くらいの志望だったのに立命館を受けて落ちるとか。
逆に,それで合格する場合もありますが,学力がつくと合格するというものでもないのです。
学力がつく→志望校を上げる→落ちる
学力がつかない→志望校を下げる→合格
そう考えると,我々がすべきは「学力を上げること」以外にありません。
あとは,納得のいくところを受験するということになります。
高校入試も同じです。
志望校を上げると合格の可能性は下がります。
志望校を下げると合格の可能性は上がります。
ただし,当日の出来具合にもよるので,そこには運が入ってきます。
よーく悩んで,自分で決めてくださいね。
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