[2021年2月20日]
なぜ追加合格が非人道的な悪行か。
それは,人の弱みにつけ込んでいるから。
基本的に,大損する受験生側は,仕方なくすべり止めの大学に入金してしまうのだ。
そして,その締め切り後に行きたかった大学の追加合格通知が来る。
すると,受験生側には「うれしい」という気持ちが宿る。
最も行きたい大学の合格通知だったら100万円で買えるのなら買いたいくらいだろう。
それで,捨てることになるすべり止めの入学金25万円があまり惜しくなくなるのだ。
その心理を逆手に取って,ほとんど大きな問題にならないのがこの追加合格という破廉恥行為。
どう考えても25万円とか,大金ですよ。
そのお金がどこに行くか。
それは,下位のすべり止め大学へ。
これは,高校入試でも同じことが起こっている。
私立高校を併願で合格する。
入学金を払う。
公立高校に合格すると,私立高校の入学金は無駄になる。
無駄ではないと,私立高校側は言うのだ。
それは,行ける私立高校をキープするための保証金みたいなものだとか。
100歩ゆずって,そういう意味合いはわかるが,それでも1万円とかじゃないの?
高校入試でもだいたい20万円くらいが相場?
モノの価値に見合った金額に設定しないといけないのに,ここでも合格を確保できないと受験生は非常に不安になる。
その弱みにつけ込んだ制度であることには変わりない。
解決策はあるのです。
みんな,国公立の高校や大学に行きたいのだから,先にその入試をやればいい。
そして,そこへ行けなかった人が,再受験できる国公立や私立大に行くという図式がよい。
無駄な入学金問題を,なんとか解消してほしい。
にほんブログ村
にほんブログ村