[2021年3月15日]
?緊急事態とアングラゼミ
緊急事態宣言が発令されて学校が休校になったときは、さすがに参りました。幸い(?)受験の年だったので、真面目に勉強していました。それからまもなく塾でアングラゼミが開講されたので受講しました。文系だったので未修分野はなかったのですが、数学などこの期間に補強することができてよかったです。
学校が普通にある時は、時間の問題から、なかなか網羅的に数学の全範囲を学ぶことは難しいですが、塾の授業があったおかげでほとんど全範囲を学習できたのは不幸中の幸いというべきでしょう。
この時期、新型コロナウイルス関連の休業要請や緊急事態宣言などが発令されて、初めて聞くこれらの文言に興味を持ち、また、それらの根幹にある法というものが気になり始めました。
?季節講習
季節講習には春期講習、夏期講習、冬期講習があります。
春期講習は夏期、冬期に比べて受講人数が少ないように思いますが、前の学年の復習と次の学年への準備ができるので結構オススメです。
夏期講習では、朝6時から夜9時まで、ほとんど休憩無しで勉強していました。主に基礎固めが中心でした。肉体的にも精神的にもかなり疲れます。しかし、身につく学力は普段の授業とは段違いであり、校内模試などの点数は目に見えて上がるのは分かっているので、やる気が途切れることはありません。また、演習の合間に特別授業(私の場合は地学基礎です、理系なら化学など)もあるし、ブロードバンド予備校を視聴している人もいました。バリエーション豊かな中身に飽きることはおそらくないでしょう。
冬期講習では、共通テスト対策をずっとやっていました。共通テストの点が悪くて第一志望を諦める、といったことを恐れていた私にとってはありがたいものでした。冬期も夏と同じで朝6時から夜9時まで座りっぱなしです。夏と違って共通テスト、あるいは私立入試へのカウントダウンが始まっているので、辛さを感じる暇もありませんでした。模擬テストの点数は日によって上下しますが心配する必要はありません。リスニングの個別音源での演習も良かったです。本番前日まで続けたので、本番では良い点が取れました。
また、夏期講習と冬期講習の間にアメリカ大統領選挙、自民党総裁選挙や大阪都構想の選挙などが相次ぎ、このような、世界や日本を左右する非常に重大な出来事が根ざしている法律というものをもっと知りたい、という思いから京都大学の法学部に志望を変更しました。これまで志望していた文学部と比べ、法学部では数学の配点が1.5倍になります。数学が特別得意でなく、むしろ苦手な私には、受験上はたしかに不利でした。けれど、確固としたモチベーションが生まれたので、後は勉強するだけだ、と思えました。
?共通テスト本番
私立の大学が会場でした。高校と比べて段違いに広い講堂ときれいな机、椅子、白板に感動しました。力みすぎるのも良くないと考えたので、行きの電車では同級生と勉強以外の話をひたすらしていました。数年前の塾長ブログに、センター試験(共通テスト)で失敗する生徒は存在しない、取れた点数がそのままその生徒の実力なのだ、といった意味のことが書かれています。私はその文章を読んで緊張から解放され、共通テストを楽しんでやろうという気になりました。そしてこの言葉は全く的を射ていると思います。
1日目1時間目の社会では、私は倫理政経と世界史Bを受けました。他の教科についても言えることですが、冬期講習で模擬問題をかなりの量解いていたので、特に不安を抱くこともなく解きはじめて解き終わりました。本番模試などと違って、休憩時間がかなり長いので注意しておいたほうが良いでしょう。ただ、冬期講習前と講習後に二度、本番とほぼ同じ環境で青パック、赤パックを塾で一日かけて解くので、私は「塾でやったときより随分楽な時間割やな」といった程度の感想しか持ちませんでした。
2時間目の国語では、古文→漢文→小説→評論の順で解きました。若干ミスがありましたが大崩れはどうにか防ぎました。よくわからない問題はスキップするに限ります。
3時間目の英語(リーディング)では、難しめの長い長文→簡単な短い英文の順で解きました。傾向がやや変化していましたが特に焦ることもありませんでした。リスニングは、後の講評によると難化したようですが、私にはむしろ易化したように思えました。個別音源で冬期講習、その後の通常授業で練習できたことも良かったと思います。同級生と話す限り、他の塾ではこのアドバンテージは得られないようです。1日目の夜は割に疲れたので早めに寝ました。
2日目の1時間目は理科基礎でした(文系の場合)。どんな難しい問題が出るのかとビクビクしていましたが、蓋を開けてみると標準的なものが多かったので、ラッキーでした。
2時間目は数学でした。?Aが?Bに比べてかなり苦手だったのですが、冬期講習でそれは緩和されて、これもどうにか乗り切りました。
遊べるのはこの日くらいだろうと思っていたので、全科目が終わった後、自己採点はせずに友達と梅田に行きました。眩しい梅田のビル群を見たのは実に一年ぶりでした。
【塾長コメント】
昨年の春,学校がなくなって途方に暮れている生徒のために,日中に塾で勉強してもらいました。
世間にあまり知られないところで,という意味でアングラゼミと称して実施しました。
季節講習は他の塾生も一様に「しんどいけどやって良かった」との結論に至るようです。
春期講習の申し込み,お待ちしています!
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