[2021年3月29日]
2年前に卒塾した生徒が近況報告に来てくれました。
私立大で政治を勉強しているはずだったのですが・・・
「この3月で退学します」
とか。
ん?
で,どうするのかと聞けば,
「京都工芸繊維大に編入します」
とのこと。
いやいや,あなた,たしか,文系の・・・
ところが,
「デザイン系なので,大丈夫」
だそうです。
そうなんです。
私立大学に進学しても,途中で進路を変えて,国立大に3年次に編入という手があるのです。
この卒生のように,全く違う学部に編入も可能です。
受験勉強して,大学に入ることがゴールのように思っている人がいるかもしれません。
しかし,入ったものの,何か思っていたのと違うと感じたら進路変更を考えてみるのもよいでしょう。
同じ大学内で,学科や学部を変更するのも可能な場合があります。
私の大学では化学科から生物科に移ったり,理学部から教育学部というのも可能でした。
あるいは,大学を出て他の国公立大の大学院に進学することも可能です。
なんやかんやで,国公立大の大学院卒でないと就職しにくい業界もあるでしょう。
高校を出て最初に入った場所が最終学歴とならない道が,意外にたくさんあるのです。
最近では,ロンブーの淳が慶応の修士ということになったようです。
いろんな人がひがみやっかみで,いろいろ言うかもしれませんが,ちゃんと大学で学問をやらないと修士なんてもらえないので,立派な学歴を手にしたのだと思います。
ちなみに,私も学部卒ですぐに教員になったのですが,最終学歴は修士と同等かそれより上ということになっています。
どうしたかというと,博士後期課程の研究生を2年ほどやったからです。
そこで研究生をするには,修士をとるか,それと同等以上の学力が必要とされていますから,そういうことになっています。
抜け道ではないですが,通常のルート以外に,別の勉強をちゃんとしていたら評価してもらえるのが大学というところなのです。
調べれば他にもいろいろあるでしょう。
自分の可能性をどんどん広げていってください。
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