[2021年5月16日]
先日,中学校の英語がえらいことになっていると書いたが,他の科目はどうだろう。
まあ,全般的に大きな支障が出ることはなさそう。
ただ,「へーっ,そうなんだぁ」というのがコレ
メンデルの法則。
遺伝子には優性と劣性があって,種が丸型かしわ型か・・・
子に現れるのが優性,現れないのが劣性と習ったが・・・
これが,新しい教科書では,優性→顕性となり,劣性→潜性となる。
丸い性質がしわの性質より優れているわけではないからというのが理由らしい。
たしかに,目が赤いとか黒いとか,皮膚の色がどうこうとか,毛の色が茶だとか何だとか,身体の特徴はそれ自体が人間の優劣を決めているのではない。
身体的なそういう特徴で差別してはいけない。
でも,それと遺伝子の優性劣性は,意味が違う。
何でもそうやって言葉狩りする風潮はよくないと思うが,今回はそうなってしまっている。
そういうことより,正しく確率を理解できるかしこい人を増やすことに一生懸命にならないといけない。
遺伝の法則など,ちょうど確率を理解するのに良い教材だし。
あと,どの教科も,イマドキの流行であるSDGsを推している。
これも,本当に危険なニオイがする。
どうせ,これも政治とお金もうけのために使われるだけで,実質的な成果は何も生まないような気がする。
そういうお題目に飛びつくのではなく,今何が必要なのか,科学的に思考できる人間を一人でも多く増やさないといけない。
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