[2021年7月7日]
十数年前に始まった教員免許の更新制度。
ようやくダメダメ制度という声が大きくなって,見直す動きに。
とにかく,最初から制度設計が間違っていた。
それこそ,本気で勉強しないサボり教師を撲滅するためならまだしも,普段からちゃんと働いている教員ほど迷惑を被る制度。
ちゃんと働いている教師は,毎日がどんな研修よりも有益な実践の場。
だから,むしろ研修を受けるのではなく教える側になっておかしくない。
ところが,現場感覚のない大学教員の役にも立たない研修を受けて,生徒さんにかかわる時間を削られる。
教員も生徒も損するだけ。
得するのは,小遣いかせぎ感覚の大学の先生だけ。
大学の先生も,有能な先生にとっては時間を割くのに見合った報酬ではない。
結局誰も得しない。
民主党政権になって,一度この更新制度が廃止される話になっていたが,政権が自民党にもどると復活。
政権が変わるとふらふらする制度ってどーよ。
一刻も早く,現行の免許更新制度は廃止すべきだ。
ちなみに,私は昨年度に教員免許失効。
なので,中学や高校というところで教えるには,また研修を受けないといけない。
あまりにもバカげている。
どちらかというと,全国の教員諸氏にいろいろレクチャーして差し上げられると思っているのだが・・・
それで,おかしなことがあって,明後日の金曜日だが,塾を開けるのが夕方5時すぎになる予定。
実は,農業大学校というところに気象学を教えに行くことになっている。
大学でも大学校でも,教員免許は不要。
もちろん塾や予備校も教員免許が必要ない。
レベルの高い内容を教えるのに,教員免許は必要ないのだ。
じゃあ,教員免許って何か価値があるの?
これは,学校で「単位」を出すための「資格」というだけの意味があるわけ。
教員免許の価値はそれ以上でも以下でもないと知っておいて損はない。
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