[2021年10月29日]
ウチの塾は,外から見て何がスゴイのかよくわからないと思う。
ただ,決定的に違うと思っているのが,「方向性」だと思っている。
たいていの,フランチャイズ系の塾は,テキストが決まっている。
決まっているというのは,特定の出版社と契約していて,それを使うことが決まっているのだ。
そして,一つの出版社が出す教材の種類はたかが知れている。
松竹梅,のように,一般には上位者・中位者・下位者に向けた内容のものがある。
それを,自分の塾の生徒に「あてはめていく」のが教務の仕事となる。
教えるのは,大学生を含む,そんなにたいしたことない講師陣。
テキストの数が多いと,予習をきっちりできるはずがない。
やはり,講師の質を考えても,テキストの数は松竹梅のように少ない方が教えやすい。
こんなイメージ
まず教材があるのが出発点で,そこへ生徒をあてはめる方向性になっている。
一方,ウチの塾は,生徒に応じて,最もよさげな教材を塾長が選ぶ。
教材の出版社などにしがらみはないので,ありとあらゆる教材の中から,その生徒に使わせたい教材を選定する。
そして,全生徒の出来具合を塾長自らが見て,微調整もしていく。
中学生なら考査前に試験の日程を見ながらどの科目をいつやるか決めていく。
教材に生徒をあてはめるのではなく,生徒に合った教材を,時期も考えて多数用意してやらせていく。
こんなイメージ
よく「個別指導」と書いてある塾を見かけるが,前者のパターンで,力量のない講師が横について教える「形式」を個別と言っているにすぎない。
ウチの場合は個々の生徒に合ったものを与え,ちゃんと個々に合った指導をする。
つまり,各生徒を出発点として教材や指導法を選んでいく方向性でやっているのだ。
本当の意味の「個別指導」をするウチみたいな方向性の塾は,実際はほとんどないと思ってやっている。
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