[2021年11月28日]
親の年収や考え方にこどもが影響を受けるのは当たり前。
それを最近は「親ガチャ」とか言っておかしなことになっている。
国や大阪府は,高校私学の授業料を補助する方向に。
ウチの塾では最初からこれは間違った政策だと言い続けている。
かえってそれが教育の質の低下につながるからだ。
私立高校は,それなりに高い授業料を払って行けばいい。
その代わり,高校側は金額に見合う教育を提供しなければならない。
自ずと,教育の質が高くなる。
生徒も親に高額の授業料を払ってもらっているので,真剣にやることになる。
一方で,大阪府は公立高校の人気が高いので,公立高校の定員を増やして,希望すれば無償で全員が公立高校の授業を受けられるようにすべきなのだ。
具体的には北野高校や茨木高校など文理科や,大人気の春日丘高校や三島高校の定員をたとえば1学年400人以上にすればいいだけ。
たぶん,頑張れば480人でも大丈夫のはず。
私学を生き残らせるために人気の公立高校の定員を減らすという全く府民のニーズに沿わない悪政を,どうして府民は許しているの?
いずれにしても,現在の中学3年生は学校で私立高校をどこに出願するか決めている最中だろう。
無償化だからという理由で大阪の私学にするのではなく,京都や兵庫,奈良や滋賀の高校も視野にいれましょう。
国の補助金も拡充しているし,それほど家計の負担にはならないはず。
というか,よい教育にはそれなりのお金がかかるものだという,当たり前のことを認識すべきなのです。
逆に,たいしたことやってない教育機関にお金を払い過ぎないように注意。
多くの人がやっているというのは,よい教育をやっている証拠には全くならないのです。
単に多くの人がだまされているだけという可能性がかなりあるのですから。
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