[2021年12月8日]
これ,先日の朝日の記事です
記事にはこうあります。
「子どもたちが下校してからこの時間まで、連絡や事務作業に追われていた。
子ども同士のトラブルについて、当事者の家庭に電話で説明し、謝罪。
運動会の準備に必要な作業についての打ち合わせ。
遠足の書類づくりと手配のための電話かけ。
子どもたちに配る予定表の作成と印刷。
校内向け時間割の修正や印刷。
テストの採点と記録……。
電話がなるたび、取り次ぎのため作業は中断する。
出勤してから11時間近くたつのに、休憩はとれていない。疲れが両肩にのしかかる。
昼に給食を数分でかきこんだきりで、空腹もこたえる。
これ以上は、翌日に差し障る。心の中でため息をつきながら、帰宅の準備を始めた。」
世の中の人はこれを読んで「先生ってたいへんだなー」と思うのでしょうね。
よく読んでくださいよ。
この記事のような日常の先生って,いるはずないでしょ?
1.子ども同士のトラブルについて、当事者の家庭に電話で説明し、謝罪。
★こんなの,1年に1回あるかどうかの話
2.運動会の準備に必要な作業についての打ち合わせ。
3.遠足の書類づくりと手配のための電話かけ。
★運動会と遠足も年に1回とか。
しかも,この2つが同じ日に重なるはずもない。
4.子どもたちに配る予定表の作成と印刷。
★予定表なんか月に1回でしょ?
5.校内向け時間割の修正や印刷。
★時間割の修正とか,学期に1回あるかどうか。印刷とかすぐ終わるし。
6.テストの採点と記録……。
★それぐらいやれよ。
中学高校だと試験期間はそれなりに採点時間あるし。
いいですか,1から6の事象が同じ日に重なって起こり,昼食も食べられずに遅くまで残るなど,発生するわけないでしょ?
そりゃ,1年に何回かは仕事が重なって忙しい日もあるでしょう。
でも,よほどの突発案件でないかぎり,計画的に十分にこなせる内容ばかりです。
記事を読むと,「先生ってこんなにたいへんな1日を過ごしているのか!」とだまされます。
そんな忙しい日はめったにないのです。
むしろ,もっともっと,仕事がたいしてなくて,ヒマな日常を送っています。
もちろん,そのヒマな時に本読んだり授業のネタをさがしていますので,仕事してはいますが,楽なもんです。
多くの先生たちはそういう日常です。
しかし,積極的に否定はしません。
先生たちは「忙しい,忙しい」と言っておけば,世間が同情してくれて自分たちは安泰なのです。
朝日などの報道にだまされるのもアホですし,その記事のように「忙しい」フリする先生たちもずるいですよね。
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