[2022年1月4日]
「消印有効」って何ですか?
みたいな質問がありそうです。
今ドキの子たちは,切手を貼ったハガキや封書のやりとりの経験がなかったりしますしね。
我々の頃は,年賀状も花盛りでしたし,切手収集という趣味も流行していました。
ABCラジオとかで「ハガキで当てよう,車と一万円」などと言って,ハガキで懸賞応募というのもみんなやってました。
「郵便番号530の91,大阪中央郵便局私書箱56号」
そういえば,郵便番号が7ケタになったのはいつでしたっけ?
それで,応募ハガキは,「明日の消印まで有効です」というのが多かった。
消印って,届いた郵便切手に押してあるハンコのことです。
こんなやつ
↓
その切手を何度も使いまわしできないように,日付のついたハンコを押すのです。
そして,そのハンコを押した日付が郵便を受け付けた日という証明にもなります。
なので,当日消印有効の場合,その日に郵便局の窓口に持って行って受け付けてもらったら,その日の消印が押されます。
ところが,気を付ける点が一つ。
郵便ポストに投函する場合は,収集時刻に注意しないといけません。
これは,塾の近所の郵便局。
ポストをよく見ると,収集時刻の目安が表示されています。
平日 10:25ごろ
14:35ごろ
「ごろ」ですから,14:30に収集に来ても文句は言えません。
つまり,このポストに15時に投函しても翌日の10時すぎまではポストに入ったままということ。
その場合は,郵便に消印が押されるのが翌日になってしまいます。
たとえば11日の消印有効とあれば,11日の14時半くらいまでには投函しないとアウトなのです。
この最終の収集時刻はポストごとに異なりますので気を付けておきましょう。
念のため,昨日紹介した大学の例では「消印有効」でしたが,大学によっては「締め切り日に必着」の場合があります。
特に,共通テスト後に出願する国公立大学は,ほとんどすべて「必着」なのです。
たいてい,近くの大学なら,前日に速達で出せば翌日午前に着くでしょうが,大雪などで遅れる場合も想定されます。
北海道大学などに出願するなら速達でも2日以上前に出しておくべきでしょう。
「必着」だと,届いていないと本当に出願書類を受け付けてもらえないのです。
過去に,これで出願しそこなった生徒を知っています。
「必着」か「消印有効」かは,リスクが大きく違うので気を付けましょう。
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