[2022年2月11日]
日曜特訓の要項にも書いてありますが,10時間勉強したところで,すぐに偏差値が上がることはありません。
たしかに勉強したことは学力アップにつながります。
そもそも,模試を受けないと偏差値が出ないので,次回に模試を受けるまでは偏差値は微動だにしないという考え方もあります。
ですが,偏差値=学力レベルという意味では,日々コツコツやっていたら確実に上がっているのです。
ただ,偏差値が1とか2だけ上がっていても,実感は持てません。
およそ5くらい上がったら,本人もなんとなく実感をもてる程度に学力アップしているのです。
それで,目安として,だいたい100時間やれば1科目の偏差値が5程度上がると覚えておいてください。
これ,1つの科目ですから,5科目上げたい人は500時間やらないといけないのです。
毎日1時間やっても1年で365時間です。
今の勉強時間を毎日2時間増やすくらいの覚悟でないと偏差値が思うように上がりません。
どういうわけか,自宅だとだらけてしまって勉強できない人がいます。
そういう人は塾に行くことで,最低限の時間を確保できるでしょう。
ただ,平常の授業を受けるだけだと年間で200〜300時間ぐらいにしかなりません。
あとは,自宅で頑張る?
いや,それができないから塾来てるんです。
で,たとえばウチの塾の夏期講習だと,それだけで250時間とかをかせげるので,ちょっとマシになります。
うまく学力アップする塾生は,自習館も利用して,休日もしっかりやっています。
いずれにしても,学力アップに特別な裏技はなく,きっちりとした勉強をコツコツ積み上げていくに限ります。
それには一定の時間がかかるという話。
こうやって,何時間やればどうなるというイメージを持つことは重要です。
多くの指導者は,とにかく頑張れというばかりです。
それで結果が出ないと苦しいでしょう。
少なくとも50時間とかの単位で学習量を考えるのがうまく続けられるコツと言ってもよいのです。
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