[2022年2月21日]
国公立大学を受験する人は,分離分割方式についてきちんと理解してください。
今日,塾生がよくわかっていなかったようなので説明しました。
ひょっとして,他にもわかってない人がいるかもしれません。
私立大なら,先に合格したところに入学金を納入しておけば,合格をキープできます。
後の日程の第一志望に合格したら,キープ料として先の入学金は没収されますけど,まあいいでしょう。
ところが,国公立大の前期と後期ではその手が使えないのです。
前期に地方の国立大に合格したとします。
後期が,たとえば京都工繊とか奈良女子大としましょうか。
どっちがいいでしょう?
地方国立大と近畿の国立大の両方の合格を手にして考えることができるのでしょうか?
それができないのです。
前期の合格発表の後,だいたい3月15日くらいで入学手続きが締め切られます。
その締め切りの後3月20日くらいから後期の合格発表があります。
なんと,前期の入学手続きをしたら最後,後期の合格者には絶対にならないのです。
国公立大の入学手続きの状況は,全部の大学で共有されていて,前期に合格して,それをキープしたまま後期の合格者とはなれないのです。
これを分離分割方式といいます。
よく理解して,間違いのないようにしてください。
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