[2022年4月7日]
昨日,特別講座の案内,要項をアップしましたが,神戸大に合格した生徒の体験記を参考にしてください。
(長いですけど・・・)
【特別講座】
・現代文の解法
現代文は苦手な教科の一つだったので迷わず受講しました。カラフルに色づけしながら進めていくので苦手な私でも取り組みやすかったです。こんなところに根拠があるんや!と毎回驚かされていました。
回数を重ねていくうちに自分でも予習の時点で解き方を使いこなせるようになっていました。ここで教わる解き方は短時間で確実な答えを出せるので、共通テストでは大活躍でした。理系は共通テストの国語の配点が高い学部も多いのでとても助かりました。
(どうやら,共通テストは古文漢文から解きはじめて,現代文の残り時間が非常に少ない状況になってしまったそうです。ところが,塾の授業のやり方は,急げば最短で正解に到達する内容が含まれているので,なんとか間に合ったということでした。)
・数学特別講座
学校では教わらないような内容が満載でした。数列では公式を使わずにパタパタ消していく解き方が印象に残っています。これは様々なスタイルの数列の問題に応用できてとても便利でした。
ベクトルでは、そもそもベクトルとは何かを具体例を使って説明してくださったり、内積の求め方を教わったりとベクトルが大の苦手だった私にとっては実りのある授業でした。
確率は地道に数え上げていくことでPやⅭを使わずとも確実に答えを出せるというものでした。一見時間や手間が余計にかかりそうですが、実践してみるとむしろその逆だと気づきました。
(「学校では教わらない」という言い方は,本当は怪しい宣伝文句に聞こえるので使いたくはないのですが,実際のところ,学校や予備校の「数学の先生」とは異なる視点で数学を見ていきます。それが受験生にとって救世主のような視点だったりします。)
・物理特別講座
この本質の授業は、私の物理に対する誤った見方を根本的に叩き直してくれました。どの単元も学校では扱わないような基本の基本から教えてくださり、初めて物理が面白く感じられました。力学では力学的エネルギーや垂直抗力についての正しい理解、電磁気では回路図の問題の解き方、波動では公式の導き方、単振動では図を利用した解き方など共通テストから二次試験まで幅広く利用できるものばかりでした。これらの講座を受けていくうちに、ずっと足を引っ張っていた物理がいつの間にか得点源となっていました。
・化学特別講座
基本的な内容はもちろん、教科書の端っこに書かれているところまで説明してくださり化学への理解がより深まりました。私自身化学は割とできる方だと思っていましたが、この講座を受けて多くの重要な部分が欠けていたことを実感しました。その「重要な部分」が分かっている受験生は多くないと思うので塾生の皆さんは受講するべきだと思います。特に苦手な人の多い理論化学の授業はおすすめです。
・入試実践英文解釈
受験期はどうしても理系科目ばかりに気を取られ、英語の勉強がおろそかになりがちでしたが、ここでは週に1回英文法の確認もしつつ長文読解の練習までできるのが良かったです。また、尾崎先生が英語を解く際のコツや良い勉強の仕方を教えてくださる時もあり、とても役に立ちました。
(英語はなんとかなる,と思いがちですが,この生徒は講座を受講することで無理矢理に週1回は英語をちゃんとやる「縛り」を自分に課したのです。そういう発想が合格する受験生には参考になると思いますね。実は,自習館もよく利用してくれていました。これも自分に「縛り」をかけていたのです。良い勉強の仕方は,むしろこの生徒さんから教わることができます。)
【直前期過去問指導】
共通テストのリサーチが出た後、尾崎先生から出願校を決めるにあたって様々なアドバイスを頂きました。私はまだこの時点でも志望校が明確に決まっていませんでしたが、各大学の出題傾向、具体的な合格の可能性、将来のことも踏まえた話を丁寧にしてくださいました。こうした機会があるのも私がここに通って良かったと思う理由の一つです。そしてアドバイスを参考にしつつ自分自身でもよく考えて、神戸大学理学部に出願することに決めました。
私は私立大学を受けなかったので、共通テストが終わってからは前期試験に集中して勉強していました。過去問は出願校を決めてから初めて解きました。尾崎先生には5年分の過去問の添削と個別指導をしていただきました。
まず英語は80分で長文3題に自由英作文という時間的に厳しい構成です。初めはなかなか慣れませんでしたが個別指導の際には一問ずつ解説してくださるので、限られた時間でどう答えをもっていくのか次第にコツをつかめるようになりました。英作文では間違っているところの指摘だけでなく、より加点がもらえるような書き方、文章の構成まで教えて頂きました。英作文の指導は日曜特訓や通常授業でもしていただき、かなり自信をもって本番に臨むことができました。
数学は無理に完答しようとせず、各題前半の小問を確実に正答できるように意識しました。尾崎先生は赤本の解説には載っていない解答方法で説明してくださることも多かったですが、数学が苦手な私にとっては解説より何倍も分かりやすかったです。図で考える大切さも改めて実感しました。
理科は2科目合わせて120分、物理はほとんど記述式、化学は比較的問題数が多い、という特徴から様々な時間配分を試して練習していました。過去問の指導ごとに尾崎先生にもアドバイスしていただきながら時間配分の改善をしていきました。また、物理については記述の仕方に時間をかけて指導していただきました。記述の添削をしていただくと記述力の向上だけでなく、自分の理解の間違いにも気付けるので一石二鳥でした。
本番で時間配分が上手くいくかどうかが重要だと先生がおっしゃっていたので、残りの過去問2年分も用意していただき、直前まで時間配分の練習を続けました。
【神戸大受験本番】
方向音痴な私は入試前日は塾には行かず、神戸大学の下見に行きました。バスで酔う可能性があったため、本番は駅から歩いて行くと決めていました。ただ坂がかなり急で大学に行くだけで疲れます。私は下見に行ったおかげでその心構えができていたので良かったです。学校が終わり、一か月ほどずっと塾にこもって勉強していたので良いリフレッシュにもなりました。
神大入試当日も参考書は開かずに好きな音楽を聴きながら大学へ向かいました。試験会場は30人教室で知り合いはおらず、緊張感が漂っていましたが、私は塾にいるようでむしろ落ち着いていました。初めの英語の問題用紙が配られたときは、ついにここまで来たと感動さえしました。
最初の科目の英語は自由英作文から取り組みました。ここでどれだけ短時間で書ききれるかが全体の得点にも影響してきますが、個人的に書きやすいテーマだったので安心して加点を意識しながら解答しました。思ったより上手く書けたので、自信がついてその後の長文も焦ることなく解けました。
次の科目は数学でした。運よく苦手な範囲が出なかったこと、直近に解いた問題が出題されたこともあり、良い手ごたえを感じていました。一題だけなかなか解法の見当がつかないものがありましたが、塾で何度も教わった通り根気強くたくさんの絵を描きまくりました。すると答えが見えてきたのです。やはり塾で得たものに無駄なものはないと強く感じました。
最後の科目が理科でした。化学から解きましたが基本的な問題が多く、かなり短時間で物理に進めました。時間に余裕がある分物理は丁寧に記述しました。問題自体は難しく、最後まで解答できなかった問題もいつもより多かったですが、記述で挽回できる自信があったのでそこまで心配はしていませんでした。
こうして神大入試は終わりました。私は中期試験も残っていたので、翌日からは気持ちを切り替えてまた勉強に打ち込みました。しかし、だめだとは分かっていながらこの2週間は神大の合否も気になってしまい、受験生活の中では最もしんどかったです。そして合格発表当日、自分の受験番号を見つけたときは素直に嬉しい気持ちでいっぱいでした。長かったような短かったような受験が終わり、ふわふわした気持ちにもなっていました。
【最後に】
私が尾崎塾に通ったのは1年だけでしたが、想像以上に濃い1年でした。受験生であれば多くの人がしっかり勉強すると思いますが、尾崎塾ではしっかり「正しい勉強」ができます。私たち生徒にとってそこが一番の強みだと思います。
また、ブログを通して人間的にも成長できた気がしています。
目指すものがなかった私でも、緊張感のある環境の中で気持ちを切らすことなく勉強し続けられました。尾崎塾に出会っていなければ神戸大学に合格することはもちろん、目指してすらいなかったです。
今は、これから大学で勉強することが楽しみで仕方ないです。ここで学んだことを忘れずにまだまだ成長し続けていきたいです。今まで本当にお世話になりました。ありがとうございました。
(はい,さらなる成長を楽しみにしております)
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