[2022年4月10日]
今春の大学入試結果(サンデー毎日の数字)をもとに,関西大倉(以下関倉と略します),追手門学院(追手門),大阪青凌(青凌)の比較をしてみました。
中学から入学した生徒の人数などはわかりませんので,高校の教育内容だけが反映しているわけではないと思います。
ですが,大学入試への受験指導という意味では学校の様子をうかがい知る目安となります。
辛口ですので,各校関係者は読まないか,読んで気分を害されるかの二択です。
いつも書くのですが,無視されているようですが,別にこれらの学校を貶めても意味がありません。
むしろ,逆で,もっと頑張ってよい教育をしてあげてくださいというメッセージです。
さて,こんな結果でした。
関倉:京大10,阪大12,神大11,大阪公立大10
追手門:京大0,阪大0,神大3,大阪公立大8
青凌:京大0,阪大1,神大2,大阪公立大1
関倉の京大10は2019年以来3年ぶりの2ケタ。
2013年から10年の推移を見ると,
6,5,1,4,3,6,11,5,4,10となります。
高校の場合,3年生を指導した先生が1年生に降りるのが普通なので,2019年の良い先生が今年も結果を出したとも見えます。
もしそうなら,来年と再来年は不安ですね。
追手門と青凌からは京大が出ません。
2015年に追手門から1名出ましたが,それ以外10年間合格していません。
京大レベルを指導する能力が全くないのだと思います。
追手門の大阪公立大8名は上出来です。
市立大と府立大合計した数だと過去10年で最高です。
ただ,いつも阪大と神大の合計が3名どまりです。
入学者のレベルを考えると,京大に毎年1名以上,阪大と神大合計で10名は出さないとおかしいのです。
ちゃんと伸ばせていない証拠です。
逆に青凌は入学者のレベルは追手門より確実に低いのに,阪大と神大の合格者は追手門とあまり変わりません。
青凌の阪大1,神大2は上出来です。
ただ,ここも2019年に阪大2,神大2だった上出来の学年の先生が担当したのかもしれません。
来年,再来年が心配です。
もっと心配なのが,関倉と比べて追手門と青凌の合格数の少なさです。
たしかに,関倉には北野や茨木落ちの優秀者が多く進学します。
とはいえ,ここまで差がつきますか?
大阪では最上位層は京大,阪大,神大の3大学(京阪神と略)の合格数がモノを言います。
過去10年を表にすると,
グラフだともっとわかりやすい。
それに加えて,関倉がそんなに伸ばす教育をしているとは全く思えません。
ウチの塾に来ている関倉の生徒のイメージは,学校では普通の授業をやる。
放課後は自由に塾や予備校でどうぞ。
つまり,伸ばしているのは塾や予備校ということ?
で,追手門や青凌は学校である程度めんどうを見る。
でもホッタラカシ=塾や予備校へ通う関倉生徒より伸びない。
もっと,指導力を磨くべきではないでしょうか。
(ウチの塾の指導法セミナーでも聞きに来ればいいのにね)
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