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尾崎塾
富田教室

[2022年4月15日]

公立高校比較3

関関同立の合格数を比較してみました。

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いろいろ面白い結果となっています。


もちろん,数が多いほどよいというものではありません。

人によって,関関同立をスベリ止めと考えているか,ぜひ行きたい第一志望なのかが異なります。

京大や阪大に合格するレベルの人なら,共通テスト方式で関関同立を1つ確保しておけばいいので,たくさん合格する方がおかしいのです。

茨木や春日丘の合格数は,関関同立合計で600名を超えています。
およそ,卒生1名で2校の割合です。
スベリ止め的な合格の仕方で,悪くても関関同立は確保したいという意識でしょう。

面白いのは,茨木は立命館271に対して関大が87です。
春日丘は関大が243で立命館が212になっています。
この好みの差は何でしょう?

千里高校と三島高校では474と518ですから,大差ないです。
これを見て,三島高校の方が学力が高いと思う人がいますか?
千里高校の人にとって関関同立は国公立のスベリ止めというイメージ。
三島高校は「ぜひ関関同立に」という第一志望が多くいます。

槻の木と山田だと,110対162です。
若干,槻の木の方が卒生が少ないのですが,それにしても山田より少ないのは意外です。
入学者の偏差値的には槻の木の方が上です。
で,槻の木の方が,国公立大志望が多いのです。
ということは関関同立はスベリ止め?
でも卒生の半分以下の合格数では,スベリ止まってないですね。
実際,先日見たように,上位国公立大合格者は非常に少ない。
すると,関関同立を「確保」どころか,その合格レベルに達していないのです。
かといって,関関同立を目指している生徒に対応しているわけでもなく,どっちつかずの結果になっています。
早急に改善しないと,山田高校に人気と実力で抜かされかねません。
一方の山田高校は,基本的には関関同立ねらいで,しっかりと合格者数を伸ばしている印象ですね。
ここから,欲張って国公立大合格者を増やそうとすると,さて?

高槻北高校だと,国公立合格者がほぼいないので,関関同立に合格するのは上位者です。
上位50番くらいに入って,なんとか関関同立に入れたらよしとしましょう。

ちなみに,高槻市の高校は関大の推薦枠があります。
芥川高校でも阿武野高校でも,おそらく7名は推薦で合格可能です。

槻の木や高槻北で頑張っても関大に届かない人もいるでしょうが,芥川や阿武野で定期考査を真面目にやってたら関大合格が可能なのです。
それをおススメはしませんが,実際のところ,そうなっています。





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