[2022年5月31日]
スパコンの富岳の演算速度が世界2位になってしまいました。
あの「2位じゃダメなんですか?」で脚光を浴びたスパコンの速度ですが,これはもう1位奪還を目指さないといけません。
世の中,1位でないとダメなものとそうでないものがあります。
スパコンの速度や,オリンピックのような競技はぜひ1位をめざすべきなのです。
その競争の中で互いにより良いものに進化できるわけですから。
一方,べつに1位にならなくても2位でも3位でもよいものもたくさんあります。
入学試験や資格試験などはその例でしょう。
ギリギリ合格でも問題なく有効です。
ただ,ギリギリ合格をねらっていると,ギリギリで不合格もあります。
めざすのはトップ合格でなくてもいいですが,余裕を持った合格をめざしたいです。
少しの失敗ならギリギリセーフになります。
さらに,何事も「ワンチャン」ねらってダメ元でチャレンジもありです。
人は何か得意分野があって,高校生ぐらいまでに何かで1番になったことがある人も多いのでは?
おそらく,そういう部分をベースに将来の職業を考えるのがベストだと思います。
逆に,苦手なことを職業にすると,いろいろ辛いですよ。
一生懸命に仕事しても,不得意なことをやるとミスしますし,他の人に迷惑をかけます。
逆に,得意なことを仕事にすると,多くの人に喜んでもらえるし,その報酬も多くなるのが普通です。
「いや,べつに1位になったことないし・・・」という人は,それでいいのです。
それも一つの個性で,単に順位をつけるような内容が優れているわけではないだけでしょうから。
友人が落ち込んでいるのに気づいて,声をかけてあげる力など,そういう選手権があるわけではありません。
勝ち負けや数値で測るものだけが得意なこととは限りません。
むしろ,順位がつくような内容より,点数がつかないことが得意な人の方がすごいと思います。
自分のそういう部分に気づく力も必要ですし,できれば友人のそういう良い面があれば,教えてあげるのもよいでしょうね。
あと,受験期の親御さんにありがちなのですが,自分の子の試験の点数評価は学校や塾にまかせておくのがよいのです。
点数化できないよい面を一番評価してあげられるのは,親御さんのはずです。
親御さんの心の中では,自分の子が世界1位じゃないとダメなんです。
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