[2022年6月11日]
今日,現代文の授業で,「読書」の話をしました。
よく,現代文の成績を上げるのに先生に相談にいくと「読書しなさい」などと言われるでしょう。
これって,かなりトンチンカンなアドバイスですよね。
現代文が得意な国語の先生は読書が好きだったのでしょう。
自分が読書好きで,現代文が得意なので,現代文が得意である原因が読書だと思っているのでしょう。
多くの場合,その逆で,現代文が得意だから読書しても面白い。
面白いからたくさん読書するということでは?
もう一つ致命的なのは,現代文を教える先生は,自分が現代文ができると思い込んでいる点。
そりゃ,現代文の先生は現代文ができるに決まってる?
これがおおいなる迷信を産むのです。
ほとんどの現代文の先生は,なんとなく感覚で問題を解いて,正解してしまうのです。
そして,苦手な数学や理科よりも点数が高いので,自分は現代文が得意だと認識します。
しかし,実はたまたまその先生の常識と,出題者が正解とするものが一致しやすい人であるだけであって,読めているとは限らないのです。
読書はした方がいいです。
いろいろな知識も入るし,語彙力もつくでしょう。
ですが,一般的な読書の読み方と,入試問題の現代文の読み方は区別しないといけません。
そういう話をしました。
にほんブログ村
にほんブログ村