[2022年6月24日]
昨日の私学展のチラシにもこのように書いてます。
「大阪の私立高校には授業料無償化制度があります」
多くの府民はよい制度だと勘違いしていますが,これは完全に行政のマッチポンプですから気を付けてください。
マッチポンプとは,マッチで火をつけてポンプで消すということ。
自作自演みたいな話。
何度か書いていますが,本当にみんな騙されています。
そもそも,大阪府民の多くは公立志向が強いのです。
だから,公立高校に多く入学できるようにするのが,民意に沿った政策です。
なのに,あろうことか,府の政策は公立高校の定員を減らして私立に入学する生徒を「確保」します。
仕方なく私立に行く人に対して「無償でっせぇ〜」とうれしい制度を提供します。
私立に行くしかない人はよい政策だと勘違いします。
大阪府民はアホばかりなので,誰もこれに疑問を感じないのです。
正しい政策は,公立高校の定員は減らさず,むしろ増やして,希望者は公立高校に入れるようにする。
私立は,公立高校にできないような優れた教育を提供し,それをお金を払って買ってもらう。
私立に補助金などは出さず,一つの企業として経営を考えてもらう。
よい商品は高額でも売れるのだ。
これで,無駄な税金を私立高校に払わなくてよいし,そのお金を公立高校を無料にしたり教員の人件費に充てられる。
大阪府にはいやらしい慣習がある。
私学がつぶれないように,護送船団方式といって,うまく定員を配分しているのだ。
これを大阪のマスコミは一切取り上げて報道しない。
理由は,なんと,大阪のマスコミは行政の「広報機関」だから。
行政の機嫌をとって視聴率をとるというわけだ。
参院選がはじまりましたが,有権者はテレビなんか見ないで投票した方がいいと思いますよ。
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