[2022年7月13日]
ウチの塾で提供する数学の授業は,学校や他の予備校などの授業と決定的に異なる点があります。
それは何でしょう?
カンタンに言うと,「役に立つ数学」が出てくるところです。
たいていの学校の先生や予備校講師は,大学で「数学科」や「数学教員」という課程の出身です。
数学の先生と呼ばれる人は,「数学」そのものに興味があったり,面白さがあったりするのです。
でも,普通の人(私も含めて)は数学自体に面白さはあまり感じません。
それで,こどもたちはいつも「こんなの,何の役に立つの?」と思ってしまうのです。
数学の先生たちは,この問いに答えることができません。
なので,授業は面白くないし,生徒も理解できません。
逆説的ですが,数学科や数学教員課程を卒業した人は数学の先生には向いていません。
ところが,数学科以外の理学部出身者(私や東先生など)や工学部,農学部出身者は数学をいわば「道具」として利用しています。
とても役に立つ「道具」としての数学を知っているので,具体的に数学の便利さを生徒に伝えられます。
そういうわけで,ウチの塾の数学はいろいろ具体的なことが出てきます。
昨日例に挙げたケプラーの法則は個人の趣味に偏っていましたが,世の中で対数が便利に使用される場面は多いのです。
理科だと,地震のマグニチュードや化学のpH計算でも利用します。
授業で演習した利子率のように文系の経済学でも出てきます。
数学は常に「役に立つ」もの「役立てる」ものという認識を持って勉強することが大切なのです。
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