[2022年7月24日]
夏期講習では,中学生に理社の暗記を課しています。
出題範囲を決めて,その範囲の用語を書くテストをします。
満点のみ合格です。
わずかな漢字の間違いも許されません。
範囲を絞っているのですから,完璧に覚えるべきなのです。
この演習で,完璧に覚えるという方法を身につけてもらいます。
具体的にどうすれば完璧に覚えられるのでしょうか?
まず,問題を何も見ずに解いてみます。
いくつかは正解し,いくつかは書けなかったり間違えたりします。
不正解のところは赤ペンか何かで正解を書いて確認します。
ここまでは,誰でもやるし,普段の授業の演習はこんな感じで終わりです。
ところが,完璧に覚えるテストがあるならどうします?
まず,不正解だった問題を,もう一度やります。
すると,半分くらいはさっき答え合わせしたし,覚えてますね。
でも,まだ覚えていないのが半分くらい残ります。
今度も正解の用語を赤ペンで書きます。
この時に頑張って覚えながら書きます。
さらに,不正解だった問いをもう一度やります。
しかし,まだ覚えきらないのが残ります。
で,それを書いて覚えます。
もう一度,不正解の問題を解きます。
これを繰り返して,全問正解になるまでやります。
さて,多くの生徒は,この時点でOKと思うのです。
ところがどっこい,それが甘い!
ここからが最重要です。
今度は,1回目に何も見ずに正解した問題も含めて,もう一度全問をやるのです。
それで満点取れるようならまあまあ覚えているということになります。
ですが,たいてい何問か間違えますよ。
それをもう一度確認して,絶対に全問できるようにしてテストを受けます。
すると1回で合格します。
わかりますか?
できた問題も含めて,もう一度,あるいは何度も問題を解く。
この解くというのは「書く」ということですよ。
何度も書いて身につけます。
そうやって身についたことは,高校受験まで覚えていますし,受験が終わっても忘れないのです。
一生の宝になりますよ。
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