[2022年7月31日]
昨日の補足です。
大学の入試科目を見据えたカリキュラムは,いろいろ難しいのです。
具体的には,関西だと大阪公立大でいいのか,神戸大〜京大までねらうかによって考えないといけないという話。
これは先日発表された大阪公立大の入試科目の一部
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大阪公立大2025科目
神戸大と大きく違う点にピンとくるでしょうか?
大阪公立大だと,神戸大になかった「地理総合,歴史総合,公共」というパターンがOKなのです。
そして,これら3つは必修科目ですから,学校として特に受験科目を用意してあげる必要がないともいえるわけ。
受験戦略上も,軽い科目で2年次までに履修済みとなれば,3年次に対策もやりやすい。
ですが,これだと神戸や阪大は受験できません。
上位大学を目指す学校は,バリバリ難しい探究科目をやらないといけません。
さて,学校で数名しか神大や阪大に合格しない〇〇高校さんはどうするのでしょう?
難しい探究科目を全員に課すと,上位国立大に合格できないレベルが大多数なので,いわば被害者続出です。
かといって,上位大の受験科目に対応してないカリキュラムだとわかると進学校のイメージダウン。
高校へ入ってくる生徒のレベルが下がるでしょうね。
こういう究極の選択があるのです。
はたして,うまく設定できる学校がどれだけあるのか,かなり疑問だということです。
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