[2022年8月4日]
昨日紹介した村上選手は,たしかにすごいです。
しかし,プロ野球選手になる人はみんなすごいんですよ。
そして,そのすごさを確認するために,実際に野球場へ行ってみてほしいのです。
野球場で見ていると,テレビ中継などでは映らないプロのすごいところが見られます。
少々,マニアックになりますが,一例をあげると,
グローブで顔かくれてて誰かわからん?
背番号は3です。
これは安達選手ですね。(知らん?)
もうベテランの二塁手です。(ちょっと前まで遊撃手=ショートでした)
ちょうど,今年のそのヤクルト戦での一コマです。
たまたまグローブが顔のところに来たときにシャッター押しちゃったと思いますか?
そうではなく,この瞬間を狙って撮影したものです。
これぞ,プロ野球っていう瞬間ですから。(野球を知らない人には全く話が読めない?)
見る人が見ると,今,ランナーが1塁にいるとわかりますね。
これ,ショートにいる紅林選手との間で打ち合わせしているのです。
具体的には,「次ランナー走ったらおまえ入れ」とか「俺が入る」とかです。
それを,顔の表情とか,口を開けるとか何かで合図するのです。
で,相手チームにそれが見られるとマズイので顔をグラブで隠しています。
なぜマズイかって?
そこがプロ野球です。
仮に安達選手が入るとバレてしまったら,ランナーを走らせてセカンド方向にゴロを打てばヒットになりやすいからです。
だから,1球ごとに毎回二塁手と遊撃手はどちらが入るか決めています。
あと,キャッチャーのサインを見て,その配球ならショートゴロの可能性が高いので俺が入るとかもやっているはずです。
それを,本当にすべての投球について瞬時に判断してやっています。
これ,すごくないですか?
もちろん160kmの球を投げたり,5打席連続ホームランもすごいですが,意外と普通の選手もすごいことやっているのです。
だからプロなのです。
ちょっと前に似たようなこと書いた気がしてきました。
受験勉強も同じです。
超難問をあざやかに解くのはすごいですが,意外に合否はそんなことで決まりません。
普通の合格者は,さっきの1球ごとの確認のように,地味な確認を1問ごときっちりできる人だったりしますよ。
プロ野球からいろいろ学べるというのはそういうことなのです。
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