[2022年8月13日]
TBSの報道系娯楽番組で読書感想文が話題になっていた。
三谷さんの発想はおもしろいが,今も真面目に取り組む小学生は多いのだろうか。
昨日の現代文の授業でも白状したが,自分としては,真面目に取り組んだ記憶がない。
あの読書感想文の本質をズバリ指摘すると,先生が本を読ませたいから宿題にするということと,読んだ証拠として感想文を提出させるということだ。
三谷さんは,とてもよい指摘をしていた。
まず,あらすじは書かなくてよいというもの。
そりゃそうだ。
しかし,上記の本質を考えると事情が変わる。
先生は,本人がちゃんと読んだ証拠が欲しいだけなので,あらすじを書くということは,読んだと判断しやすいのでGOODなのだ。
じゃあ,先生たちはどうして読書をさせたいのか?
これは,児童の学力をつけようなどとは思っていないだろう。
一つは今までの慣習で宿題を出さざるをえない。
そもそも,読書をさせる先生はよい先生だという幻想があるので,保護者の評判もよさそうだし。
残念ながら,読書感想文などは教育上すごく意味のある宿題ではないので,まじめな保護者の子は取り組めばいいが,別にやらなくても問題なし。
宿題はやらなくてはいけないものと多くの人は思っているらしい。
ウチの塾は宿題を出さないが,宿題を出す塾が人気だという話も聞く。
結局,宿題を出して欲しいのは保護者であって,本人は出してほしくない。
教える側も,必要と思ってなくても,保護者の要望だから出す?
どうなんだろう。
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