[2022年9月6日]
大学入試に関して,基本的な考え方を整理してみましょう。
たとえば,龍谷大学のHPには,このようにいろいろな入試が載っています。
この中で,「一般選抜入試」というのが1月〜2月に行われる通常の学力試験です。
しかし,他にもいろいろあります。
公募推薦入試というのは,以前からも行われていた11月の入試です。
学校推薦ということで,学校の成績(評定)や資格も点数化されたりします。
そして,一般選抜は3科目必要なところが,推薦入試だと2科目でよかったりします。
文系だと社会が苦手な人も,英国だけで受験できるのです。
それに加えて,昨今は総合型入試というのが入ってきました。
これも従来からあるAO入試が名前を変えただけのような入試です。
何か特技があるとか,キラリと光る才能があれば合格します。
とはいえ,実際はそのへんの高校生にそんな特殊な能力はないので,運が良ければ合格する入試です。
龍谷大学を例に挙げましたが,いわゆる産近甲龍と呼ばれる学力ランクと同等かそれより下位の大学の多くはこれら学校推薦型と総合型選抜を実施するようです。
そして,それは入学定員の4割とか,半数近くを合格させる入試になったりもします。
無視できませんね。
さて,関関同立レベルの大学は11月に推薦などで多くの合格者は出しません。
あるとすれば指定校推薦で,実績のある高校の成績優秀者を合格させるパターンです。
そうでなければ,2月の一般入試で合格するしかないと思いましょう。
国公立大学にも総合型選抜入試があったりします。
実は昨年,このタイプの入試でウチの塾から神戸大に合格した生徒もいます。
しかし,この合格はウチの塾での奇跡的指導があってたまたま合格したもので,通常は合格できると思わない方がいいでしょう。
日本中どこを探しても・・・
ざっくり基本の考え方は,関関同立志望の人は2月の入試で3科目頑張る。
国公立志望の人は共通テストでほぼ決まるのでそこに注力する。
関関同立が無理っぽい人は,11月の学校推薦や総合型を利用して合格を確保しておく。
これが一般的な方向性です。
ただ,実際問題,いろいろと困ったことが生じます。
明日につづく・・・
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