[2022年9月22日]
東北大学が志願者向けに示している出題意図が大いに参考になります。
東北大学出題意図(英語)
東京都立高校入試のように形だけの,かつ不平等なスピーキングテストは必要でしょうか。
大学入試で問われるのは,リーディングとライティングなのです。
このファイルには,受験生のどこが足りないのかを具体的に指摘してくれています。
東北大のような難関大を目指す諸君は,できれば実際に問題を解いてみてから出題意図を読んでみましょう。
実際の入試が,いかに「ちゃんと」採点しているかがわかると思います。
逆に,模試や学校の試験にはこのようなシビアさがないことも自覚しましょう。
ウチの塾の英語の講座で,いつも言ってることが,こういうところにつながっているのです。
字面だけ追っかけて意味不明の日本語や英語を書いて,「部分点くれるかも〜」という人は,難関大学はあきらめてください。
その前に高校入試です。
そういう意味不明の文を書いてしまう「悪い癖」が高校入試でつきかねません。
ウチの塾は,高校入試をゴールと考えていません。
ホンマもんの英語を身に付けることを目指してやっています。
すると,大学入試でバタバタせずに済むのです。
東北大が志願者へ向けたメッセージの最重要部分を載せときますね。
【志願者へのメッセージ】
いわゆる四技能を重視する英語教育の結果、英語によるコミュニケーション能力は以前に比べて伸びてきているのかもしれません。しかし、その中にあっても、外国語である英語で書かれた文章を正確に読み、自分の考えを正しい英語で論理的に表現するという点をおろそかにすることはできません。今回も、英文読解の問題への解答の中には、与えられた英文を知っている語彙で無理に直訳したり、英語の文法を踏まえずに感覚的に捉えた内容を日本語で表現していると思われる答案が多数見受けられました。そういう解答の多くは、主語と述語の関係が崩れてしまい、日本語として不明瞭な解答となっていました。また、自由英作文の問題への解答の中にも、短文を並列するだけで論理関係が不明瞭なものや論理的につながらない英文になっている答案が多数見受けられました。解答を終えたら最後に自分の書いた文が筋の通る日本語や英語になっているか、自分の意図した意味を表した文に本当になっているかを点検してほしいものです。
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