[2022年10月13日]
大阪の中学生の多くが受ける五ツ木模試。
かつては中学校主導でほとんど強制的に全員受けていたのですが,さすがに今は各自で自由に申し込んで受ける模試です。
実はこの模試の第6回は,受けておいて損はない模試なのです。
11月13日に,中学3年生の五ツ木模試第6回が実施されますので,できるだけ受けましょう。
なぜ受けて損がないかは,大阪のおかしな入試慣習のせいです。
かねてから紹介しているように,大阪の私立高校は,各中学校の実力テストを基準に合否の判定をあらかじめ出しています。
しかし,実際には,そのテストでたまたま体調不良だったり欠席したりする生徒もいます。
すると,その生徒は事前相談の資料がないということになります。
たいていは,点数がないので希望の高校の合格確約はもらえないでしょう。
そこで,保険として五ツ木の模試を受けておくとよいのです。
実は,中学校の実力テストとは別に,五ツ木模試の点数が良かったら塾を通じて私立高校と相談ができるのです。
あるいは,学校の実力テストと五ツ木の模試の良い方で見てもらえるのですから,受けておいて損はないのです。
この11月の第6回を受ける生徒は非常に多いのですが,その理由はこの回の模試のみを基準にしている私立高校も多いからです。
11月で来年の私立高校の入試が事実上ほぼ決まってしまうというこの慣習は,やめた方がいいと思います。
けど,この状態がずーっと続いており,今年もそうなのですから,受験生はそのつもりで対応しておきましょう。
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