[2022年11月2日]
昨日の物理の授業でも嘆きましたが,計算ミスが多いのと,相変わらず符号ミスも目立ちました。
計算を正しく実行するのは意外と難しいものです。
そして,せっかく計算したのに入試で得点がもらえないとしたら?
もったいなすぎるではないですか。
まず,符号をミスったら0点です。
せっかくですよ,10÷16=0.625≒0.63と計算しても,それが負の値なのに+0.63と答えては水の泡なのです。
さらに,位取りのミスも致命的です。
0.63を0.063と答えたら,これも0点です。
このようなミスは,そもそも計算以前の問題です。
増えるか減るかがわかっていればプラスかマイナスかわかるでしょ?
ブレーキかかって速度が0になったのなら,された仕事は絶対に負ですよ。
熱の問題ではもっとややこしい。
与えた熱,奪った熱では符号が逆のハズですが,熱量保存の式では両辺とも正の値にします。
符号が自在に操れないようでは,入学試験突破は非常に困難になります。
比熱の問題では,水よりも比熱の大きい金属なんかあるわけないっ!
ってことがわかってるかどうか。
これも計算力以前の基礎力です。
そういう力が育っていれば,計算ミスしたとしても気づくことができます。
受験するあなた達は機械じゃないのですから,計算した結果をよく吟味してください。
出た結果を見て,「あっ,やっぱりコレはアルミニウムだったのね」とか,
「あれっ?思ったより大きい数値やな。まあでも桁違いではないから許容範囲か。こんなに大きいからあれに利用されるんだぁ」とかの感心,感動,納得感を大切にしましょう。
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