[2022年11月22日]
塾やってて何言ってんだかわかりませんが,塾や学校で学力がつくわけではありません。
おそらく,大部分は家やその周辺で決まってくるのだと思っています。
だって,同じように学校に行ってて学力差が生まれます。
そして,同じ塾に行ってても学力差がつきます。
つまり,学校や塾は学力差を拡大はするけれど,そもそもの学力は他のところで決定している可能性が高いのです。
てか,実感としてそうなのです。
小学校のころ,学校の勉強は得意ではありませんでした。
でも,理科だけはいつも90点以上取ってました。
理由は明白で,いつも家で百科事典を読んでいたから。
そして,図鑑を片手に虫をつかまえたりして遊んでいました。
小4の担任の先生が星座の話をしてくれて,それから星にハマり,小6で天体望遠鏡を買ってもらいました。
そういえば,父親が古くなった顕微鏡をくれたので,それで髪の毛や花粉を見て遊んでました。
プラモデルをつくったり,逆にいろいろなものを分解して遊んでました。
自転車も乗り回し,自分でパンク修理くらいはしていました。
BCLが流行して,短波放送を受信すべく,自分でアンテナ張ってみたりしました。
今考えると,「そりゃ理科が得意になるよな」という日常だったのです。
決して学校や塾で理科ができるようになったわけではありません。
しかも,ホンモノの学力が身に付いていったのです。
今,それこそ,ホンモノの理科の学力を持たない理科の先生も多く,体験的に学んでいるこどもも少ない世の中です。
もっと自由にいろいろなことをやる中で,ホンモノの学力をつける方向を決して見失ってはいけないと思います。
昭和の遺産と思われがちですが,百科事典をリビングに置いて,ことある度に参照してみてはどうでしょうか。
おかしな塾(どこやねん?)に行くよりも,リビングの方がはるかに学力アップできたりしますよ。
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