[2022年12月16日]
今日の生物の授業では「進化」が出てきました。
地球史上,もっとも大きな生物学的「爆発」はカンブリア紀のバージェス動物群の出現です。
このときに,三葉虫・アノマロカリスをはじめ,多種多様な大型生物が一気に出現したのです。
その後,ビッグ5と呼ばれる大量絶滅が繰り返されました。
が,不思議なことにその直後に必ず大きな進展があるのです。
最初のカンブリアの爆発も,その直前に「全球凍結」といった「厳しい時代」がありました。
どうやら生物にとって大きな躍進の前に「厳しい時代」が何らかのキッカケをつくっている気がします。
「進化」は徐々に行われるのではありません。
遺伝子突然変異というように,ある時突然発生します。
恐竜が鳥類に進化するのに,ちょっとずつ羽根が伸びていって,やがて飛べるようになったわけではないのです。
さて,生きている我々が,生存中に遺伝子突然変異で進化することはありません。
細胞が癌化してあらぬ方向に行くことはあっても,生きている途中にスーパーマンに変身はできないのです。
ですが,人間の能力というのは,ある時期に飛躍的に伸びる場合があります。
そのよいキッカケになるのが「受験」だったりします。
ある意味「厳しい時代」を経験するからヒトの能力も急激に「進化」するのかもしれませんね。
受験勉強を避けてエスカレーター式に進学する手もありますが,飛躍的な伸びを夢見るのなら,受験を何度か経験した方がよいのです。
知らんけど。
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