[2022年12月26日]
東京都立高校で,校内予備校をやってもらい,生徒はお金いらないんだってさ〜
こういう話,いろいろ気をつけた方がいい。
大阪の授業料「無償化」も同じだが,お金がかからないのが良いことと思っては大間違い。
無料で教育をやってもらえるわけではなく,すべてそれは税金で払うというだけだ。
結局は,まわりまわって,東京都民が払っていることになる。
さて,その予算がたったの1億円とのこと。
土日と長期休みに校内予備校を英数やれば,年間150コマくらいはやるのだろう。
すべての都立高が進学を考えるわけでもなく,100校で行われるとしても15000コマ程度が必要。
すると,1コマに都が払うのが6000円台。
交通費などの経費を引くと6000円が授業料か。
講師に1コマ6000円払えたらいいが,講師を派遣する予備校が1000円取るとすれば5000円か。
1コマ50分なのか90分なのかで時給がかなり変わる。
90分で5000円なら時給3333円?
時給4000円以下で授業してくれる有能な講師は,ハッキリ言っていません!
安モンの予備校の2流講師なら4000円くらいでやってくれるかもしれませんが。
それなら,学校の先生に給料を上積みしてやってもらった方がマシかもしれない。
怖いのは,想定したコマ数がもっと少ない可能性も。
すると講師料は高くできるが・・・
各学校150コマくらいないと,そもそもの「成果」は期待できないと思うので,結局はお金の無駄使いになる。
これ,誰が得するの?
講師の小遣い稼ぎにはなるかもしれないが・・・
東京の教育委員会さんは,スピーキングテストで無能を全国に晒しただけでなく,さらに迷走したいようです。
それでなくとも東京は私学志向が強いのに,ますます都立高校はダメってことになりかねない話でした。
知らんけど。
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