[2023年1月3日]
箱根駅伝は前評判どおり,駒澤大学が強かったですね。
優勝が期待されている中,本当に力を発揮するのは難しいと思いますが,すばらしいと思います。
一方,連覇がかかっていた青山学院大はうまくいきませんでした。
特に,復路の6区で,区間20位という大ブレーキがあっては,そこで勝負ありということでした。
ただ,最終的には3位ですから,やはり力があったことは示しました。
さて,いつも思うのですが,駅伝と大学入学共通テストって似ているのです。
箱根駅伝は10区間の合計タイムで勝負が決まります。
共通テストも各科目の点数の積み上げが勝負なのです。
理系生徒なら地理B→現代文→古文→漢文→英R→英L→数?A→数?B→物理→化学 合計10区間(科目)みたいな順でタスキをつなぎます。
2日間にわたる点も似ています。
初日にうまくいってもいかなくても,その結果を受けて精神面をどうコントロールするか。
おそらく,今日の青学は前日に不利な状況になったために,6区でなんとしても取り換えしたかったはず。
それがかえって空回りしたのかもしれません。
共通テストの初日でやらかしたと思っても,それを取り返そうと2日目に焦ってはダメです。
本来の点数より大幅に失速する人が毎年いますよ。
そもそも,全科目がうまくいくことなんてあるハズがないのです。
必ず1〜2科目は調子が出ずに失速すると思っておくことです。
そして,実力以上の点数が取れるハズもないのです。
ってか,共通テストは「取った点数が実力」だと肝に銘じておきましょう。
駿台や河合塾の教材で何度も練習はしていますが,所詮ああいうのは「形式」だけの練習です。
時間配分とか,鉛筆に慣れるとかという程度にしか役立ちません。
あとは,知識の確認にはなるでしょうけど・・・
本番は何が起こるかわかりません。
予想外のアクシデントがあるかもしれません。
しかし,精神力も実力のうちです。
いちいち動揺するようなメンタルの人は実力がないのです。
あと一つ,箱根駅伝と似ている点があります。
その舞台に立つことって,すごいことなんですよ。
世の中にたくさんの高校生がいますが,共通テストという舞台に立てない人も多いのです。
べつに予選会があるわけでもなく,出願すれば受けられるわけですが,本気で勝負するには相当な覚悟と準備が必要です。
試験会場ではある種の達成感を持って挑んで欲しいと思います。
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